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たった1800円でドイツ縦断!? 安すぎる鉄道「FlixTrain」に乗ってみた!

2025年10月15日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

●実際に乗ってみた! FlixTrainのリアルをレポート

 最初に驚いたのが、チケットを予約して乗車数日前に送られてきたメールの内容。日本語に訳すと「客車にはエアコンがないので暑いです。水など自分で用意しましょう」とのこと。

乗車日は2025年8月。真夏にエアコンなし地獄列車へのご案内です

 エアコンが壊れているわけではなく、そもそもエアコンがないというのです。つまり、エアコンなしだから料金が安いというわけです。確かに欧州ではホテルやバスなどエアコンがないケースもありますが、今年の欧州は熱波が来ていて暑いと聞いていたので、ちょっと心配になってきました。

 出発はフランクフルト南駅から。出発の案内をみていると、同じ線路にもDBやFlixTrainの列車が入線してきます。ちなみに切符の券売機もありますがDBとFlixTrainとは別。FlixTrainはコーポレートカラー緑色の券売機が駅構内に置いてありました。

駅構内の時刻表には、DBの列車に紛れてFlixTrainの列車案内がありました

券売機は緑色のものがFlixTrain用。隣にある水色の端末はDBや近郊鉄道の切符用自販機です

 ホームで待っていると、ベルリンへ向かうFLX10が入線してきます。こちらもコーポレートカラーの緑色でペイントされた車体でわかりやすい。事前に購入していたチケットに車両と座席番号が記載されているので、荷物をもって乗り込みます。

緑にFlixTrainとペイントされていてわかりやすいです

シートは2×2の配列です

 座席は「格安」らしく、シートピッチは狭め。リクライニング機能もないので前のシートが倒れてくることもなく、窮屈感はそこまで酷くはありません。シートには電源もあるのはうれしいポイント。

座席の見た目はよいものの、リクライニングなどの機能はなし

座面から前のシートの背面までは約38cm

ヘッドレストがあるのは寝やすくて◎。座り心地は・・・・・・堅めですね

電源やWi-Fiはあります。ただWi-Fiは遅くつながりにくかった

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