照明の交換や、掃除、棚の整理など、イスに乗れば大抵の作業はできるでしょう。しかし、キャスター付きや座面が回転するイスだと作業中に動いてしまい、不安定になって転落する危険が高くなります。また、4本脚のイスであっても座面は狭いため、上を向いて作業しているうちに踏み外したり、バランスを崩してイスごと倒れてしまう、といったことも起こり得ます。まるで現場猫みたいな話ですが、実際起こってしまうとシャレになりません。
こういった高所作業で欲しくなるのが、脚立です。
●踏み台と脚立、それぞれのメリット・デメリット
とはいえ、一般家庭に脚立は大げさだというのもわかります。実際、高いところに置いた荷物を取る、といった瞬間的な作業であれば、移動が楽で、しまう場所にも困らない踏み台で十分です。
しかし、踏み台では高さが足らず、腕を上にあげた状態になりがち。そのため、長時間腕を上げたままになる作業だと、どうしても疲れがたまり、腕が痛くなってきます。とくに工具を使う場合は、腕を上げたまま力を加える、工具を持ち上げるといった行動がプラスされますから、短時間でも腕が痛くなります。
こういった作業であれば、踏み台よりも高い位置に登れる脚立が便利。安全性も高いだけに、イスや踏み台でなんとかしようとせず、素直に脚立を選ぶのが正解です。ただ現実問題として、頻繁に使うものでもないですから、大きな脚立はジャマになりがち。欲しくても、保管場所に困るようなものは買いたくないですよね。
●折りたたみ式でスティック形状になる「150-SNCSTL36」
そんな人にオススメしたいのが、今回紹介するサンワサプライの折りたたみ式の脚立、「150-SNCSTL36」(直販価格 9980円)です。
一般的な脚立も折りたたみめますが、あくまで奥行き方向だけ。これに対して150-SNCSTL36は、横幅方向にも折りたたむことが可能で、スティック型となるのが特徴です。
●組み立てはたった3ステップ、慣れれば10秒以内
いくらコンパクトになるとはいえ、折りたたみ式だということは、使うときには組み立てる必要があります。この組み立てに手間がかかるのであれば、どんなにコンパクトでも使う気がしませんが……安心してください。1. ベルトを外す、2. 奥行き方向に開く、3. 横幅方向に開く、という、たったの3ステップで使えるようになります。
ポイントは、奥行き方向の開き止め金具がちゃんと開ききっているかを確認すること。金具を上から手で押して、確認するのがオススメです。
慣れれば10秒かからず使えるようになるので、組み立ての手間はほぼない……といっても過言ではありません。
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