写真や動画だけでなく、Windows環境を移行する際の一時的なファイル保存にも
データ転送が遅いと嘆く人にはThunderbolt対応のSSDがおすすめだ!
2025年08月08日 11時00分更新
Macユーザーに人気のOWC製品をWindowsユーザーにも
OWCは1988年の設立以降、ストレージ製品を中心に開発・販売し、個人からエンタープライズまで幅広いユーザーに支持されてきたブランド。デザイン性にも配慮しており、Macユーザーに人気だ。「OWC Express 1M2」も多くのMacユーザーが活用しているという。
しかし、ストレージ製品にMacもWindowsも関係はない。当然、Windowsユーザーも遜色なく利用できる。特にUSB4(Thunderbolt 4)ポートを備えたマシンを所有しているなら、高速アクセスが可能なため、利用しない手はないだろう。
USB4(Thunderbolt 4)対応なら最大40Gbpsのため、M.2 NVMe SSDの能力を最大限に引き出してくれる。一般に市販されている外付けSSDのほとんどはUSB 3.0対応で、転送速度は最大5Gbps。USB 3.2 Gen2対応なら最大10Gbps、USB 3.2 Gen2×2対応でも最大20Gbpsだ。外付けでもマシンに内蔵して利用するのと遜色ない性能を発揮する。
それならNVMe SSDを購入してM.2スロットに差せばと考える人もいるかもしれないが、そもそもPCのM.2スロットの数が限られており、拡張できない場合も多い。その点、外付けなら利用したいときに接続するだけで済む上、他のPCとデータを共有して利用することも可能だ。筆者のように撮影した写真のRAWデータを保存する場合は、どこでも現像できるよう外付けストレージのほうが利用しやすいし、WindowsユーザーがUSB端子を備える別の機器(MacBookやスマートフォン)とデータ交換に使える場合もある。
「OWC Express 1M2」は、バスパワー駆動のためUSB-C端子に接続するだけで動作する。ボディには航空機レベルのアルミを採用し、冷却効果を高めるフィン状のデザインが施されているため、放熱性能の面でも優れている。実際に使用時にボディを触ってみると、ほどよく温かく、効率的に放熱されていることがわかる。
正面にあるLEDライトは、アクセスランプも兼ねていて動作が確認可能だ。サイズは71.1(W)×132(D)×22.8(H)mmと手のひらサイズであり、ノートPCの横に置いて利用するにはちょうどいい。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう



