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デュアルではなく“トリプル”チャンバーのピラーレスケース、CORSAIR新ケースが興味深すぎた
2025年05月23日 09時00分更新
CORSAIRは5月21日、COMPUTEX TAIPEI 2025にてメディア向けセッションを実施し、PCパーツをはじめ、配信・クリエイター向けデバイスブランド「Elgato」や、ゲーミングデバイスの新製品を紹介した。
今回はその中から、PCパーツとPCケースについて紹介しよう。
デュアルチャンバーではなくトリプルチャンバー
ピラーレスで心配なエアフローに対するCORSAIRの回答
まず紹介したいのが、PCケース「AIR 5400 MID-TOWER」。マザーボード部分と電源部分を分けるデュアルチャンバーのケースは多く登場しているが、このモデルはさらにCPU、GPU、ストレージ/電源ユニットの各チャンバーを分ける“トリプルチャンバー”を採用している。これにより、エアフローの熱効率を向上させている。
もう少し詳しく説明すると、まず電源とマザーボード部分が切り離されているのが、通常のデュアルチャンバーとなる。しかし、AIR 5400 MID-TOWERはビデオカードがあるマザーボード部分と、水冷CPUクーラーのラジエーターがある部分の間を閉じることで、マザーボード部分とラジエーター部分の熱源も切り離しているというわけだ。
加えて、ビデオカード下の底面ファンの周りには、エアトレーを設置。これにより、底面ファンからの風がすべてビデオカードにあたるようになってるため、さらに冷却性能を向上している。以上のように、ピラーレスケースで心配されがちな排熱を徹底的に向上させたモデルといえる。
420mmラジエーター搭載可能なFRAME 5000D、ピラーレスケース「FRAME 4500X」が登場
続いて紹介したいのが、人気の「FRAME 4000D」より少し大型化した「FRAME 5000D」だ。こちらは、少しサイズが大きくなったことで、420mmラジエーターの水冷CPUクーラーが取り付け可能になった。なお、FRAME 4000D同様フルモジュラー形式を採用しており、ツールレスで取り外しが可能なほか、FRAME 4000Dの特徴も受け継いでいる。FRAME 4000Dの特徴については、以下の記事を参照してほしい。
“こうだといいな”を多数実現したPCケース「FRAME 4000D」、色々細かく変えられるモジュール式に注目!
そして、FRAMEシリーズ初となるピラーレスを採用したのが「FRAME 4500X」だ。FRAMEシリーズなので、ピラーレスながらこちらもフルモジュラー形式となっている。また、左サイドから天面にかけて流線的なデザインを採用している。これにより、デザイン的にも一役買いながら、エアフローの向上にもつながっているとのことだ。
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