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JN-DMD-IPS185Fをレビュー

これ欲しいわ!18.5型フルHD液晶を2枚搭載するデュアルモバイルディスプレー

2025年05月24日 10時00分更新

文● いちえもん 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

 ああ、仕事用のサブディスプレーが欲しい……。映画「エイリアン」のゼノモーフよろしく、喉の奥から粘液まみれの手が出るほどに。と、グロテスクに表現してしまうぐらい、今の筆者はサブディスプレーを求めているのだ。

 仕事兼遊び用のメインディスプレーとは別に、検証用のディスプレーが欲しくなったのがイチバンの理由である。メインのディスプレーで原稿を執筆しながら、別のディスプレーでPCのベンチマークテストや新作ゲームの試遊をしたい。要は、マルチディスプレー環境を構築したいわけだ。

 だが問題は、我がデスクに別のディスプレーを置く余裕がないこと。なぜなら、27型のゲーミングディスプレー、デスクトップPC、PlayStation 5ですでにいっぱいだからだ。そういった状況を考慮すると、ミニテーブルに置けるぐらいのモバイルディスプレーが望ましい。

 そんなこんなで見つけた製品が、JAPANNEXTのモバイルディスプレー「JN-DMD-IPS185F」だ。18.5型のフルHD(1920×1080ドット)パネルを2枚備えるモデルで、直販価格は6万9980円。このサイズ感とユニークさが筆者の心に強く刺さった。

JAPANNEXTの18.5型デュアルモバイルディスプレー「JN-DMD-IPS185F」。販売価格は6万9980円

 だが、JN-DMD-IPS185Fの使い勝手はどうだろう? というわけで、早速お借りしてレビューすることにした。

2枚のフルHD画面をいろんなスタイルで使える

JN-DMD-IPS185Fのウリは、18.5型のフルHDパネルが2枚あること。一般的なモバイルディスプレーよりも画面領域が圧倒的に広く、マルチタスクに最適だ。ノートPCを組み合わせれば3画面になるため、作業効率がさらに増すのではないだろうか。

 本機は水平・垂直ともに178度の広視野角が特徴のIPSパネルを採用。そのうえ、sRGB:98%なので、色の再現度も高めだ。実際に試用してみると、画質の満足度は申し分ない。ウェブを閲覧しても動画を視聴しても違和感はまったくなく、画面に没入しやすかった。

フルHDの18.5型IPSパネルを2枚搭載

縦に並べる形で拡張してみるとこんな具合。18.5型2枚で実質24.5型の大型ディスプレーにもなる

90度回転しても置ける

 背面にはキックスタンドを備え、2画面の間には360度回転するヒンジも搭載。折り曲げればそれぞれ独立した18.5型ディスプレーとしても使える。

背面には3つのヒンジとキックスタンドを搭載。パネルの両端ギリギリのラインまであるので、90度回転した状態でも立てられる

360度回転のヒンジのため、テントスタイルでも設置できる。もちろん、裏側にも映像を表示でき、複製設定にすればプレゼンに便利そうだ

 このように、2枚の画面を折り曲げたり広げたりできるところが実に便利だ。1人作業に加え、他者に画面を共有するなど、多種多様な使い方ができる。では、モバイルディスプレーのウリである携帯性はどうか?

 折りたたむとA3相当のサイズになるので、多少大きめのカバンであれば入らなくもないが、ネックは約2.6kgの重量だ。「ぐぎぎぎ……」と歯を食いしばるほどではないものの、ずっしりとした重さを感じた。スーツケースなら問題ないが、その場合はしっかり梱包したいところ。

厚さは約18mmなので収納性は悪くない。とはいえ、カバンやリュックよりもスーツケースに入れたくなる重さではある

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