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分解&組み立て修理の強い味方「スプリングフック」

小さいバネ、飛ばして絶望したことある人に教えたい

●バネを引くか押すかはシーンで使い分け

 2つのスプリングフックの違いは、フック部分の形状。SS-21は先端がジグザグに曲げられており、主にバネを押し伸ばすときに使いやすくなっています。

バネの端にひっかけ、押し伸ばすのに最適

押してバネを伸ばし、フックにかかるようにして緩めると、バネをかけられます

 これに対しSS-22は、先端をバネの端に挿し込み、そのまま引き伸ばすのに使いやすい形状です。

バネの端に挿し込み、引き伸ばすのに最適

引いてバネを伸ばし、引っかけてから工具を抜き取ります

 なお、購入したSS-22は公式の製品紹介ページと形状が若干違い、先端が長く伸びていました。とはいえ、使い方が変わるわけではないので、問題ないでしょう。

公式の製品紹介では先端が短くなっていました

 押すか引くかは作業シーンによって変わるため、両方あると対応しやすく便利です。なお、ホーザンからは両端に押し引き2種のフックを備えた製品が発売されているので、こういった1本で2役使える製品を選ぶのもアリです。

ホーザンのスプリングフック「P-64」

 スプリングフックの注意点として、先端の太さより小さいバネに使えないというのがあります。そもそもフックが入りませんから、当たり前ですね。また、ギリギリのサイズだとバネは伸ばせるものの、フックがジャマで引っかけ部に通せないこともあります。

バネが小さすぎる場合、うまく使えないことも

●抵抗の足やリード線などの曲げや矯正にも使える

 SS-21やSS-22の逆端はフックではなく、平たく小さなフォークのような形状になっています。

左がSS-21、右がSS-22。多少形は違いますが、どちらもフォーク状です

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