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Radeon RX 9070でFF14も黒神話もモンハンワイルズも4Kプレイ!? 最近の小型PCってスゴイ
2025年05月01日 10時00分更新
FF14はWQHDまで文句なし!4Kもアップスケーラーで快適に
より実際のゲームに近いベンチマークとして、軽量級の代表とも言える国産MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」の最新ベンチマークソフト、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)を試してみよう。
軽量級ということもあり、画質設定はプリセットの「最高品質」を選択。解像度はフルHD(1920×1080ドット)、WQHD(2560×1440ドット)、4K(3840×2160ドット)の3パターンを試している。アップスケーラーはデフォルトの「FSR」、解像度スケールは「100」のままに(すなわちアップスケールなし)してある。
WQHDまでは最低フレームレート(レポート出力を参照)が60fpsを上回っており、「非常に快適」という評価で文句なし。実際のゲームではやや負荷が高くなることもあるが、この結果ならまったく心配ないだろう。
ただし、4Kの評価は「快適」と2段下がる。平均フレームレートこそ約72.2fpsだが、最低フレームレートは43fpsにまで落ちてしまっていた。シーンによっては画面がカクつくこともあるかもしれない。
そこで、どのシーンでも4Kで気持ちよく遊べるラインを探るため、アップスケーラーを利用してみた。アップスケーラーは、小さな解像度で画面を描画し、それを超解像技術で本来の解像度と比べて大きく見劣りしない絵にする機能だ。
解像度スケールの設定を「50」、しきい値を「常に適用」にしてみたところ、スコアーは22629に倍増。画質を高めるためにスケールを少しずつ上げていったところ、「90」でも17363と高いスコアーが出せることがわかった。
最低フレームレートは73fpsと大幅に上昇し、評価も「非常に快適」になった。アップスケーリングにおける画質の劣化も、解像度スケールが「90」ならほぼ気にならないレベルだろう。
「黒神話:悟空」の4Kプレイは条件付き
続いて、美麗なグラフィックと爽快なアクションが魅力のアクションRPG、「黒神話:悟空」のベンチマークツールで実力を探ってみよう。解像度はWQHDを選択。画質はプリセットの「高」、フルレイトレーシングのみ「超高」に設定している。フレーム生成はオン。アップスケーラーのサンプリング解像度は「50」だ。
平均フレームレートは79fps、95パーセンタイルでも65fpsとまずまずの結果。この設定であれば、ほとんどのシーンで快適にプレイできると考えられる。そして、重たい部分はレイトレーシングだろうし、もしや画質を上げてもそこまでフレームレートは変わらないいのでは? と考え、同じ設定で画質のプリセットを「超高」に変更してみた結果がコレだ。
フレームレートは少し下がってしまったが、95パーセンタイルで60fpsをギリギリ維持。そのため、感覚的にはそこまで差は大きくないだろう。微妙なカクツキが気になるようであれば、フルレイトレーシングの設定を下げてやれば良さそうだ。
WQHDでここまでフレームレートが出るのであれば、4Kも期待したいところ。とはいえ、さすがに画質はプリセットの「高」、フルレイトレーシングは「低」にまで下げてみた。
結果は平均70fps、95パーセンタイルで59fps。まったく不満なく遊べると言うには絶妙なラインだが、一応これでも4Kプレイはできるだろう。ちなみに、フルレイトレーシングをオフにすると、画質を「超高」に上げても平均104fps、95パーセンタイルでも94fpsに。4Kで遊びたいけど、動きの快適さを追求したい人なら、試してみる価値はありそうだ。
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