一方、中学に入るとInstagramを使い始める
小学生のSNS利用率は低学年で3割、高学年では3人に2人! TikTok人気が圧倒的
2025年05月06日 09時30分更新
小学校低学年で3割、高学年では3人に2人が利用
子どものスマホ所有率が高まっているが、SNS利用率はどうなっているのか。最新の利用実態はいかなるものか。小中学生とその保護者を対象とした、NTTドコモ モバイル社会研究所の「2024年親と子の調査」(2024年11月)を見てみよう。
おすすめの関連記事
春はニセLINEからの乗っ取りメールに要注意
SNSをいずれか1つ以上利用している割合について聞いたところ、中学生女子は96%、中学生男子は89%などとなっており、全学年で女子のほうが男子より利用率は高くなっている。
SNSを1つでも利用している割合は、中学生は93%、小学校高学年は65%、小学校低学年は27%となった。SNSはほぼすべて13歳以上対象であり、LINEでも12歳以上推奨となっているが、小学校低学年で3割、高学年では3人に2人が利用しているのが実態だ。
小学校高学年では利用の増加が増えている。小学校ではまだリテラシー教育が十分に行なわれていないことも多く、近年、小学生の被害が増加していることを考えると注意が必要だ。
小学生はTikTok、中学生はInstagramが増加
サービスごとの利用状況を見ると、LINEがどの学年でも最多となっており、次いでTikTokが高くなっている。小学生ではTikTokが圧倒的だが、中学生になるとTikTokと同じくらいInstagramも利用している。
小学校高学年のLINEとTikTokの増加、中学生でのInstagram増加が目立つ状態だ。
利用規約で13歳以上対象となっているのは、その年齢では使いこなせず、トラブルに巻き込まれることが多いためだ。保護者アカウントなどを利用させる場合も、ルールや見守り、適切な指導が必要だろう。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
週刊アスキーの最新情報を購読しよう





