第48回
便利な2次元コードに潜むヒヤリ要因とは?
GWはクイッシングに警戒! QRコードが「重ね貼り」されていたら要注意
2025年04月24日 10時00分更新
最近、QRコードが信用できない!?
ASCII.jpのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第48回。
今回は「便利なQRコードが信頼できなくてヒヤリ」というお話をお届けします。
『読み取ったQRコードの先には何が……?』といつもヒヤリ
公共空間に掲示されているQRコードのなかには、詐欺サイトにつながる「ニセモノ」が貼り付いている可能性があるので注意! ――という話を耳にして以来、街中のQRコードがすべて怪しく見えてしまい、スキャンするのが怖くなってしまいました。
どうしても必要な場合にはとにかくヒヤヒヤしながらスキャンしていますが……。ちなみに飲食店でもQRコード経由での注文方法は使わないようにしています。
今回のヒヤリ案件は、街中にあふれているQRコード(2次元コード)のなかに、ニセのコードが仕込まれていて、それを読み込むことで特定のサイトへ誘導する詐欺、いわゆる「クイッシング」についての投稿です。
いまやありとあらゆる場所で利用されているQRコード。しかしそのなかに悪意あるコードが紛れ混んでいることがあります。普通なら、スマホでQRコードを読み込むことで電子マネーで料金を決済したり、Webサイトに飛んでユーザー登録できたりします。最近では、飲食店ではセルフオーダーシステムとしてQRコードの読み込みが必須だったりもしますね。
クイッシングを狙う悪意ある攻撃者は、悪意あるWebサイトに飛んでしまうQRコードを、皆が使う可能性が高いQRコードの張り紙の上に直接重ね貼りしたり、メールやSMSでニセQRコードを送りつけたりします。
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それを読み込んでしまうと、決済したつもりがまったく関係ないところに料金を振り込んでしまったり、ニセのWebサイトで個人情報を入力してそのまま盗まれてしまったりする、一種のフィッシング詐欺被害を被ることになります。
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