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日産「サクラ」がなぜ日本で最も売れているEVかがわかる5つの良いところ

2025年03月30日 12時00分更新

サクラの良いところ その1
e-Pedalだから街乗りがラク

 それではサクラで街を繰り出してみましょう。まずイイなと感じたのは、e-Pedal動作であること。e-Pedalとは、アクセルペダルの踏み加減を調整するだけで発進、加速、減速をするというシステムです。一般的にアクセル操作は踏む/離すを繰り返し、時折ブレーキで車速調整をしますが、それがアクセルペダルだけでできます。完全停止する際はブレーキを踏まないとダメです。

 これが信号の多い街乗りで効果を発揮。アクセルペダルの踏み変えが、どれだけストレスだったのか、ということを実感することでしょう。

サクラの良いところ その2
街乗りでの高い静粛性

 次の良いところは、モータードライブによる街乗りでの高い静粛性です。軽自動車最大のノイズ減といえるエンジンがないだけで、どれだけ静かになるのかというのを実感。その静粛性はクラス上のコンパクトカーをも上回ります。

サクラの良いところ その3
プロパイロット搭載車が選べる

 サクラにはGグレードでは標準、他グレードではオプションでプロパイロットを取り付けることができます。プロパイロットとは、ハンドル支援機能付きの前走車追従クルーズコントロールのこと。あるとないでは、高速道路での疲労感が大きく異なります。

 ですが、Gグレード以外のオプションで取り付けを選ぶと、アダプティブLEDヘッドライトとインテリジェント アラウンドビューモニターなどとセットで44万4500円となかなか高価。逆に言えば、高速道路はあまり使わない方は、Gグレード以外を選べば、より安くサクラを買い求めることができます。

サクラの良いところ その4
坂道や高速道路の合流がラクラク

 軽自動車で非力さを覚えるのは、坂道であったり高速道路の合流です。サクラは195N·mという軽自動車としては最大クラスのトルクを有しています。ちなみに日産の軽自動車「デイズ」はノンターボ車で60N·m、ターボ車でも100N·mですので、ターボで2倍、ノンターボで3倍以上グイグイ進むということです! これは強力で、街乗りも大変スムーズです

サクラの良いところ その5
8時間の家庭充電で180km走行可能

 サクラは満充電時に180kmの走行が可能です。バッテリー容量は20kWhですので、AC充電(3kWh)で約8時間でフル充電になります。急速充電(50kWh)なら約40分で満充電になるとのこと。ちなみに充電ケーブルは別売りで、サクラの充電ケーブルは200V用15m(6万3190円)と同3m(5万6100円)、100V用7.5m(5万8960円)となっています。

 気になるランニングコストですが、家庭充電(1kWh30円・東京電力)と仮定すると、空っぽ状態からフル充電までで約600円。これで180㎞走行できるとして、リッター18kmのガソリン車で考えると10リットル分のガソリンが必要になります。現在、レギュラーガソリンはリッター180円ほどなので1800円に。ざっくりランニングコストは1/3ということになります。

サクラの気になるところ
高速道路でのロードノイズ

 良いところも多いサクラですが、ちょっと気になる部分もあります。高速道路になると、ロードノイズが車内に響くのです。路面状態やタイヤの種類にもよりますが、助手席と会話する際に、結構な声でしゃべらないと話が通じないほど……。そこに関してはノートやオーラといったコンパクトカーに分があります。

【まとめ】サクラは街乗りメインの方にオススメ

 そんなサクラは、毎日街乗りをする人にピッタリの1台といえます。軽規格ゆえの取り回しの良さに静粛性、そしてe-Pedalの動作は、一度体験するとほかのクルマには戻れない魅力に溢れています。なにより軽自動車にありがちなエンジンが頑張っている音や振動がないことが、こんなにも快適になるのか、と驚くハズ! これからの時代、軽自動車こそEVであるべき、と強く思うことでしょう。

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