週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

おかえり、幻想水滸伝

郷愁にかられる感動の物語!『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』先行プレイレポ 忠実な原作再現と便利機能を追加した“神リマスター”だ

2025年03月05日 17時00分更新

●よりシネマティックに進化!名言、名場面が多すぎる【幻想水滸伝II】

 『I』が帝国の内乱を描いたものだとすれば、『II』は複数の国家をまたぐスケールの大きな物語が展開。もう冒頭の演出から衝撃的で、キャラクターに感情移入できるストーリーにグイグイ引き込まれていく。

舞台が隣国なので『I』のキャラクターもバンバン登場。とくにビクトールとフリックの参戦は当時「うぉぉぉぉ!」とテンション爆上がりしたのを覚えている

 ゲーム史に残る“最凶のボス”ルカ・ブライトが登場するのも本作。その名言・名場面のインパクトは、別ゲーの「アイテムなぞ使ってんじゃねぇ!」レベルで記憶に刻み込まれている

彼がいるから『II』は名作だった。わかりやすく邪悪で力強い、名悪役と言えるだろう

 108人の仲間を集めていくシステムは引き継ぎつつ、役割が与えられた仲間が増えたのも『II』の進化だ。とくにメインストーリーを進めるうえでは無視してもいいが、専用サブイベントやミニゲームがある仲間は記憶に残りやすい。

黒竜料理会に料理勝負を挑まれるハイ・ヨーのエピソード。主人公も各地でレシピを集めて料理を手伝って(ボタン連打)、がんばります!

プレイ時間の制限付きで発生するクライブのエピソード。忘れたころに次の目的地へ行けるようになるので、パーティーの後衛にずっと入れてました

 個人的に大好きなキャラクター、ヒックスとテンガアールのエピソードもしっかり収録。『I』のフリックとオデッサの関係といい、「戦士の村」関連のお話は恋愛が絡むせいかとても面白い。

乙女を連れ去ると話すユニコーンの脅しに、1人立ち向かうヒックス。尊いわぁ~

 なにより『II』で印象深いのは、主人公の親友ジョウイとの関係性だ。ずっと一緒に生きてきた幼馴染。27の真の紋章である「輝く盾の紋章」と「黒き刃の紋章」を主人公とジョウイが宿したことで運命が動き出す。やがて2人は別の道を歩み、対立することに……。

 「その強さがあれば、すべてを守れると思った」……本作のキャッチコピーであり、物語を象徴づける名言だと思う。

ここで必ず、再会しよう。約束だ(涙腺崩壊)

 ぜひ、RPG史に残る名作をこの機会に遊んでみてほしい。参考までに筆者は『I』を約15時間でクリア『II』は13時間でおよそ半分くらいまで進むくらいのボリューム感だった。さぁ、原稿書き終えたら最後まで突っ走るぞ~!

 

【ゲーム情報】

タイトル:幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争
ジャンル:RPG
販売:KONAMI
プラットフォーム:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam/Windows/Epic Games Store)
発売日:2025年3月6日
価格:5500円(パッケージ/ダウンロード)
※パッケージ版はNintnedo Switch/PlayStation 5のみ。
プレイ人数:1人
CERO:C(15歳以上対象)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります