和スイーツ好きなら食べて! なんと構想7年、やわもちアイスの新作「生八ッ橋味」 食感も香りも本物の生八ッ橋みたい
2025年03月08日 18時00分更新
井村屋から、アイスの人気ブランドである「やわもちアイスシリーズ」より「やわもちアイス 生八ッ橋味」(183円)が、2月24日から期間限定で発売中。
京都土産の定番「生八ッ橋」がアイスで楽しめるというシリーズの新作だ。
「やわもちアイス」シリーズは2024年にリニューアル
2012年より発売している「やわもちアイス」は、「甘味処の和スイーツを、おうちで。」をコンセプトに、冷凍下でもやわらかくもちもちしたおもちと、さまざまな素材を重ねたぜいたく感を手軽に味わえるアイス。
2024年3月には商品がリニューアル。おもちはさらにやわらかく、アイスとあんは甘さが控えめな味わいで、本格的なおいしさが楽しめる和スイーツとして好評だという。
新しく発売された「やわもちアイス 生八ッ橋味」は、京都を代表する伝統の和菓子であり、お土産としても人気の「生八ッ橋」に着目し、生八ッ橋の味わい・食感を表現。
ニッキ風味アイスの天面につぶあんと生八ッ橋風おもちをのせ、さらにニッキ風味きなこをトッピングした4層構造。生八ッ橋のおいしさをアイスで楽しめる味わいに仕上げたという新作だ。
実は商品化まで時間がかかった「八ッ橋味」
開発担当者によると、八ッ橋味のやわもちアイスは7年ほど前から、何度も案としては上がり試作を繰り返していたという。
しかし「地域性が強いのではないか?」という懸念から、なかなか商品化まで結びつくことができなかったそう。
それでも味に対しての自信があったことから、この味わいをどうにか届けたいという一心で、井村屋として初めての試みとなる八ッ橋味の商品化に至ったとのこと。
開発の初期段階での市場調査では、その一つとして、八ッ橋の発祥の地とされる場所とその周辺にある老舗の八ッ橋販売店に出向き、生八ッ橋を食べたという。
そのときに、あんの入っていない生八ッ橋の皮だけを購入し、自宅でバニラアイスと合わせて食べる方が一定数いるということを知り、開発のヒントとして役立ったそうなのだ。
さまざまな人の想いがのった「八ッ橋味」、いただいてみよう。
実は、「やわもちアイス」自体の開発にも3年の月日がかかっているそう。それを上回る長い時間がかかっていることから、今回の新フレーバーへの強いこだわりを感じられる……!
ポイントに沿って、実食
パッケージから、もうすでに「生八ッ橋」の雰囲気がとても強く現れている。パフェのような見た目のバニラアイス、あんこ、お餅がきれいに重ねられた写真に、開ける前からワクワク。
「やわもちアイス 生八ッ橋味」商品の特長として、以下の3つが挙げられていたので、それに沿って味わってみたい。
【1】桂皮を配合した生八ッ橋風味のおもち。
生八ッ橋の味わいを再現するために加えられている厳選した桂皮(けいひ)。桂皮とは、シナニッケイと呼ばれるクスノキ科の植物の樹皮のことで、薬用や香辛料などとして食用に使用されている。八ッ橋やアップルパイ、シナモンロールなどのお菓子に使用されることが多いのだが、これがおもちを食べる際にかなり強く味わえる。
あの生八ッ橋の風味を、うまく再現しているなと感じた。実際の生八ッ橋を食べたことのある方なら、このアイスがかなり近いことがわかるかと思う。
また、やわもちアイスならではの「冷凍下でも、もっちりやわらかいおもちを存分に楽しめる」ことも、食感が大事な生八ッ橋にかなり活きているのではないだろうか。
【2】まろやかで優しい味わいのニッキ風味アイスと、すっきりとした甘さのつぶあん。
下にたっぷりと詰まったアイスは、北海道産生クリームがベース。こちらにも桂皮を配合しているそうで、優しいニッキ風味の味わいが絶妙に再現されていた。
その上のつぶあんは、冷凍下でもやわらかくて口溶けもよい。甘いけれどくどくない、まさに上品な甘さだ。
ここが甘すぎると食べ進める手も止まってしまう恐れもあるが、すっきりとしているために、下のアイス、上のおもち・きなこ……とバランスよく食べ進めることができた。ちょうどよいって、すごい……!
【3】生八ッ橋の味わいと見た目を再現したトッピング。
トッピングには、桂皮ときなこを混ぜたニッキ風味きなこをたっぷりとのせている。このきなこはひと口目から存分に風味を楽しめるよう、他のパーツと比べてニッキの風味を強めにしているそうなのだが、これもかなり効いている。
生八ッ橋を一口かじった時の雰囲気が、ここで再現されている。これだけで、なんだか思い出が蘇ってくるような、存在の大きなトッピングだ。
和スイーツが好きなら試してみて
ひと口目から、まるで生八ッ橋を食べているような味わいが楽しめるアイスだった。アイスの舌ざわりやおもちの食感もあるので、和スイーツのパフェのような楽しさもある。
全体の重なりを楽しむのもぜいたくだし、バニラアイス、おもちやあんこなどを一つずつ味わうのも、それぞれのおいしさとこだわりが楽しめるのでおすすめ。
京都で買って食べた「生八ッ橋」の思い出がよみがえってくるような、そんな一品。生八ッ橋や和スイーツが好きなら、試してみて。
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