第36回
尊師スタイルもOKで、CHERRY MX ウルトラロープロファイル スイッチがメロい
例の極薄65%メカニカルキーボードがBT化して完全体に! 「Mistel AIRONE RGB BT」最速レビュー
2025年02月28日 11時00分更新
持ち運べるメカニカルキーボードがワイヤレスになって新登場!
先日、このコーナーで紹介したロープロファイルのメカニカルキーボード「Mistel AIRONE RGB」。コンパクトでミニマルデザイン、良好な打鍵感と、好印象が揃った1台だった。そしてこの度、同製品のBluetooth対応バージョン「Mistel AIRONE RGB BT」が新登場したということで、さっそく試用してみることに。
結論としては、机上での利便性とモバイル時の可搬性を兼ね備え、「持ち運べる高性能キーボード」として完成度が高い1台に仕上がっていることを実感できた。
ワイヤレス+メカニカル+超コンパクト=「Mistel AIRONE RGB BT」
今回試用したのは、Mistel社製のBluetoothメカニカルキーボード「Mistel AIRONE RGB BT(英語配列)」だ。英語US配列の計68キーという仕様で、テンキーレスおよびファンクションキーと数字キーが同一化されているタイプの、いわゆる「65%キーボード」。
主な仕様は以前試用した有線モデル・Mistel AIRONE RGBとほぼ同じ、多少変わったのは本体サイズで、幅308.1×奥行99.6×高さ14mmとわずかに厚みが増している……とはいえ、有線モデルの高さも13.1mmなので、ほぼ誤差の範囲内といえるだろう。
重量は310gで、有線モデルから15g増。しかしこちらも「重くなった」と感じるほどの差異はなく、両製品を手に取って比べたとしても実感できる人は少ないだろう。どちらにせよ、Bluetooth対応のメカニカルキーボード(=バッテリー内蔵)としては十二分に軽い製品だ。
「Mistel AIRONE RGB BT」のキーボードとしての素性は、Mistel AIRONE RGBとまったく変わらない。要は本格的な薄型メカニカルキーボードとしてのスペックを保ったままワイヤレス化し、モバイル性を高めた次世代モデルということになる。
どのあたりが本格的なメカニカルキーボードなのかといえば、厚さ約3.5mmの極薄メカニカルスイッチ「Cherry MX ULP(ウルトラロープロファイル)」を採用していること。キーストロークは1.8mm、入力位置(反応する位置)は0.8mmだ。
メカニカルなのでしっかりとした打鍵感があり、これこそがこの製品のキモ。しかも「タクタイル」と「クリッキー」モデルが用意されているので自分好みのタイプを選択できる。これにはメカニカルキーボードフリークもニッコリ。
キーキャップについても抜かりはなく、ABS製の薄型キーキャップを採用。ただキャップの交換はできないので注意したい。また全キーにはRGB発光LEDが内蔵されていて、さまざまな発光パターンを選択できる。
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