週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

街には「魔女の宅急便」のあのシーンも

これが地下鉄!? ストックホルムの“地下”はまるで異世界【ANA直行便でひとっ飛び】✈️

2025年02月19日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

ANA「羽田=ストックホルム便」で訪れたスウェーデン・ストックホルム。これ、洞窟じゃなくて地下鉄なんですよ

 ANAの新規就航路線「羽田-ストックホルム便」の取材でスウェーデンのストックホルムへ行ってきました(飛行機の詳細は連載記事「【新路線】羽田→ストックホルム便 ANA新路線が快適すぎる件」)。

 筆者はストックホルム初訪問(スウェーデンには以前ヨーテボリに滞在済み)で、さらに「真冬の北欧なんて寒いだけでは?」 とあまり期待していなかったのですが、なかなかに見所満載でしたので、今回はそちらをレポートします。

冬でもカラフルで楽しさ満載のストックホルム

どの地下鉄駅もまるでアートギャラリー!

 個人的にいちばん楽しかったのは、なんと「地下鉄駅」です。ストックホルムの約100駅ある地下鉄駅は、それぞれにテーマを持ったオリジナルのデザインが施されていて実に美しい。さらにそのテーマなどにあわせた展示物も設置。そのため「世界一長い美術館」とも言われています。

地下鉄の中央駅「T-Centralen駅」は青を基調とした美しいデザイン

「Kungsträdgården駅」は、地下王宮庭園をイメージ

青空の描かれたキューブが多数ワープアウトしてきたかのようなオブジェがある「Solna strand駅」

夕日と森林をイメージして、環境破壊についてをテーマにした「Solna centrum駅」

タイル張りのドット絵でゲームの世界に居るような雰囲気の「Thorildsplan駅」

 今回は乗換駅も含めて8駅ほど回ってきましたが、どの駅も特徴的。しかも複数路線が乗り入れる駅では、路線ごとにテーマが異なるという徹底ぶりで、いつか全駅を巡ってみたいと思いました。

日本との意外なつながりを発見

 またStadion駅では日本とのつながりも発見。この駅は1912年のストックホルム五輪会場となったスタジアムの最寄り駅で、五輪にちなんだ展示物もあります。そこで日の丸を発見。そう1912年のストックホルム大会は、日本が初めて参加した五輪なんですよね。自分も全話観ていた大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺』で、その様子が描かれていましたが、この駅に来るまで、すっかり忘れていました。

駅自体は青空をイメージしている「Stadion駅」

Stadion駅の展示に日の丸を発見。そういえば……! とNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺』のことを思い出しました

公共交通機関が便利すぎ

 ちなみにストックホルム県の公共交通機関はSL(ストールストックホルムス・ロカールトラフィーク)が運営していて、地下鉄をはじめ近郊在来線やトラムといった鉄道、路線バスやフェリーなどほとんどが共通のチケットで乗れます。

バスやトラムは車内の機械にクレジットカード(もしくはスマートフォン)をタッチするか、QRコードを読み込ませて乗車

 料金の支払いも、改札などの機械で直接クレジットカードのタッチ決済が使えるほか、スマートフォンの公式アプリからも購入可能。シングルチケット(75分の乗り継ぎ可能)は43SEK(約630円)で、そのほか24時間券が180SEK(約2555円)、72時間券が360SEK(約5111円)なども購入可能。

スマートフォンの公式アプリからSLの各種チケットが購入可能

 今回は72時間券を購入したので、地下鉄駅巡りをしても乗り放題なので安心です。またこの乗り放題チケットでもストックホルム・アーランダ空港から市内へ移動する方法もあるんですが、それは前回の記事でレポートしているので、そちらを参照してください。かなりの節約になります。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
S