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【今月の自作PCレシピ】モンハンワイルズ駆け込み自作、RTX 4070搭載で20万円以下の小型PC

ディスプレー横に収まるコンパクトPC

 スペックだけなく、デザインにも気を配っている紅谷さん提案のモンハンワイルズ構成。PCケースは、Micro ATX規格のミニタワーとなるJONSBO「D32 STD」を組み合わせている。全高163mmまでのCPUクーラーや、カード長365mmまで対応。ケース前面への電源ユニット取り付けといった小型ケースならではの制限と組みづらさはあるが、幅207mm、奥行き385mm、高さ314mmとコンパクトなサイズになっている。

 前面に電源ユニットが搭載されるが、フロント、ボトム、トップはメッシュパネルで、トップには2基の120mmまたは140mmのファンを増設できる。ほかにも、リアに1基の120mmファン、ボトムに3基の120mmまたは2基の140mmファンを増設できる。

 レシピでは、120mmファンのArctic「P12 PWM PST」を2基追加している。1基をフロント側ボトムに、1基をリアに取り付け、エアフローをしっかりと確保している。

Micro ATXケースのJONSBO「D32 STD」。サイドは強化ガラスパネルなので、LEDで彩ることもできる

拡張スロットは、4スロットになっている

電源ユニットを前面のカバー部に取り付ける設計のため、高さを低く抑えられる

各部分解図。トップやボトムにはダストカバーを備える

ビデオカード向け拡張スロットの配置的に、使用できるマザーボードの拡張スロットは3スロット分になる。ボトムの背面側にファンを取り付けるとビデオカードと干渉するため、ファン取り付けは前面側のみに

6GHz帯の無線LANを備えたMicro ATXマザーボード

 マザーボードには、AMD B650チップセットを採用したMicro ATX規格のMSI「PRO B650M-A WIFI」を選択している。2万円台前半の価格で、最新規格となる無線LANのひとつで、6GHz帯に対応しているWi-Fi 6Eのほか、いま主流となっているPCIe4.0×4接続に対応した2基のM.2拡張スロット。8つのUSB Type-Aポート(リアインターフェース)や、有線LANの2.5ギガビットLAN、Bluetooth 5.3など、必要十分なスペックを備えている。

Micro ATXマザーボードのMSI「PRO B650M-A WIFI」を組み合わせた

ブラックのシンプルなデザインでLEDギミックは搭載していない。M.2拡張スロットの1基にはヒートシンクを装備している。ビデオカード向け拡張スロットが、2段目なのが若干残念だ

リアインターフェースには、4つのUSB 3.2 Gen2ポートと、4つのUSB 3.2 Gen1ポートを備える

メモリーは、DDR5-5600 16GB×2枚を選択。コスト重視でヒートスプレッダーとLEDギミックは非搭載だ

メインストレージも定番となるSK hynix「Platinum P41」の1TBモデルだ

PCIe4.0×4対応で、読み込み速度が7000MB/秒、書き込み速度が6500MB/秒と高速

空冷CPUクーラーの定番となるDeepCool「AK400」をチョイス

 電源ユニットは、80PLUS 80 GOLD認証を取得する容量750WのAntec「GSK750 ATX3.1」だ。すべてのケーブルを着脱できるフルモジュラー仕様で、配線しやすいフラットケーブルを採用している。また、本構成では使用しないが、16ピンPCIe5.1(12VHPWR/12V-2x6)ケーブルは300Wに対応している。

Antec「GSK750 ATX3.1」。80PLUS GOLD認証の750Wモデルで、7年間の保証が付帯する

フルモジュラー仕様なので、必要なケーブルだけを取り付けできる。奥行きが140mmとコンパクト

電源ケーブルにはフラットタイプを採用。16ピンPCIe5.1(12VHPWR/12V-2x6)ケーブルは1本ずつバラけており、取り回ししやすいスリーブタイプになっている

【取材協力】

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