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ビジネス・クリエイター向けCopilot+ PC、MSI「Prestige 13 AI+ Evo A2VM」レビュー

1kg切って14時間駆動でCore Ultraシリーズ2搭載で良コスパ、AIに強いノートPCを見つけた

2025年02月05日 12時30分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 インターフェースは、Thunderbolt 4 Type-C(USB PD対応)×2、USB3.2 Gen1 Type-A×1、HDMI×1、オーディオコンボジャック×1、microSDカードリーダーを備えており、ビジネス用途での要件を十分満たしている。無線はWI-Fi 7とBluetooth 5.4に対応。最新トレンドをしっかり押さえている。

右側面にはUSB3.2 Gen1 Type-A×1とケンジントンロックスロット、microSDカードリーダーを備える

左側面には、Thunderbolt 4 Type-C(USB PD対応)×2、HDMI×1、オーディオコンボジャック×1を備える

ディスプレー上部には500万画素のカメラ(顔認証機能対応、マイク内蔵)を備え、プライバシーシャッターにより物理的に遮断ができる

 電源は、USB Type-C接続のACアダプターだが、電源ケーブルを使用するタイプのため、持ち運びには少々不向き。ただ、バッテリー駆動時間が最大14時間(JEITA 3.0 動画再生時)と長時間駆動なので、1日外出して使っても十分もつため、ACアダプターを持ち運ぶ必要はないだろう。

ACアダプターは小さいが、電源ケーブルが必要なのでそのぶん荷物になる

薄軽なので、持ち運びは非常に軽快

3Dゲームもこなせるパフォーマンスを発揮

 今回お借りした製品はインテル Core Ultra 7プロセッサー 258Vを搭載したモデル「Prestige-13-AI+Evo-A2VM-4889JP」。Core Ultra 9プロセッサー 288Vとは、コア数やスレッド数は同じものの、PBPが17Wに対し30Wと高く、最大動作周波数も4.8GHzに対し5.1GHzとなっている。数値的にはCore Ultra 9のほうがもちろんいいが、モバイルワークで考えたときに、パフォーマンスと消費電力とのバランスを考えると、Core Ultra 7のほうがメリットは高いかもしれない。

 早速ベンチマークテストを行なってみた。計測にあたっては、パフォーマンス調整ができる「MSI Center S」アプリで、User Scenarioの「AI Engine」をオンにし、念のため電源設定を「最適のパフォーマンス」にして実行している。

「MSI Center S」アプリは、以前より見やすく設定もしやすくなっている

各種設定もここから行なえる

 まずは純粋なCPUの性能を測る「CINEBENCH R24」から。結果は、マルチコアが492pts、シングルコアが116ptsで、Core Ultra 9プロセッサー 288Vと比較しても、マルチコアは100pts程度違うが、シングルコアはあまり差がない。

CINEBENCH R24のベンチマークスコア

 アプリケーションのベンチマークテスト「PCMark 10」ではスコアが7164と、こちらはCore Ultra 9 プロセッサ288Vを凌駕している。細かく見ていくと、WebやPhotoが1万を超え、Rendering and Visualizationも7380と内蔵GPUとしては高く、全体のスコアを引き上げている印象だ。ビジネス系アプリのスコアも全体的に高いので、オールマイティに使えるマシンと言えよう。

PCMark 10のベンチマークスコア

 続いて3D性能をチェックする「3DMark」の「Night Raid」「Fire Strike」「Time Spy」を実行。結果は、Night Raidのスコアが27492、Fire Strikeが6952、Time Spyが3573とかなり健闘している。内蔵GPUであるIntel Arc Graphics 140VはXeからXe2世代へ更新され、かなり性能が上がっていることがうかがえる。

3DMarkのベンチマークスコア

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