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データに唯一無二の価値を与える技術

デジタルデータに唯一性を与える「NFT」ってなに?

2025年01月20日 09時30分更新

NFTで管理されているデジタルアートも少なくない

デジタルデータなのに唯一無二?

Q:「NFT」ってなに?

A:「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略。特定のデジタルアイテムが「唯一無二」であることを証明するための技術。

 ブロックチェーン技術を利用し、デジタルデータに「所有権」や「真正性」を付与し、その価値を保証する。

 「Non-Fungible(非代替性)」とは、代替できない「唯一性」があることを示す。紙幣や貨幣は互いに交換可能、つまり「代替性」があるが、NFTは1つ1つが「ユニーク」であり代替性はなく交換もできない。

 そして「Token(トークン)」はデジタル資産(アイテム)を表すデータ単位。NFTはトークンを使ってブロックチェーンで分散管理されるため、当該デジタルアイテムはコピーや改ざんが極めて難しくなり、唯一無二のデータとして所有権や価値が保証されることとなる。

 NFTの対象となるデジタルアイテムの具体例としては、アーティストが作成した「デジタルアート」や「映像コンテンツ」「音楽」、ゲーム内の「アイテム」や「キャラクター」が該当する。

 場合によっては、メタバース空間のあらゆる「オブジェクト」「土地」「建物」などがNFTで取り扱われることもある。なおそれらのNFTは、人気や投資目的で価格が変動するとともに、所有者はマーケットプレイスを通じて売買することも可能だ。

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