第85回
クリアまでプレイした上で評価!
求めていた無双がここに!「真・三國無双 ORIGINS」は期待以上に夢中になれる“無双”だった!【PCゲームレビュー】
2025年01月13日 20時00分更新
●これぞORIGINS!シリーズに新しい風を吹き込む傑作なり
総評としては「大満足」の一言に尽きる。オリジナル主人公の視点から見る「三國志」の世界、「魏呉蜀」どの派閥にも属していないからこそ見える人間関係の描き方もとても良かった。
ゲームボリュームも「黄巾の乱」から「赤壁の戦い」までと聞いたときは「短いかな?」と思っていたが、1つの物語として十分満足できるものだった。加えて魏呉蜀のルート分岐もあるので、1ルートクリア後もやることが多い(クリア後は能力そのままで分岐からやり直すことも可能)。
また、主人公自身にも独自の物語があり、なかなかに闇を感じる設定で面白かった。1ルートクリア時点では若干不完全燃焼なので、これは3ルートクリアする必要がありそうだと感じている。
「無双」シリーズの醍醐味である“無数の敵をなぎ倒す爽快感”、アクション面、やり込み、そしてストーリー。あらゆる点で本作は“傑作”と呼べる出来だと評したい。
唯一欠点があるとすれば、操作可能な無双武将の数が少ないことだろうか。こればかりはゲームデザインの問題になるので割り切るしかないが、「いろいろな武将を操作してさまざまな戦場を渡り歩く」という従来のシリーズ作品の要素は残念ながら楽しめない。
とは言え、そもそもがマンネリ感のあるシリーズのゲーム性から“原点”に立ち返ることをコンセプトにして制作された本作。新風を巻き起こすという意味で今回は大成功のゲームだと筆者は思う。過去作のファンはもちろん、新規ユーザーでも遊びやすいと思うのでオススメだ。
最後に、1周クリアまでの時間はざっと40時間ほどだった。そこからやり込みを含めると80時間くらいは遊べそうなので、ボリュームを心配している人もご心配なくとお伝えしたい。
なお、今回筆者が使ったPCのスペックは以下の通り。1台目ではグラフィックボードが最低要件ギリギリということもあり、小さなウィンドウ画面で30fpsにしてようやくプレイできるというところだった(それでもカクツキは感じる)。
2台目では推奨スペックを上回っていたので、60fpsのぬるぬるクオリティで快適にプレイ。敵の攻撃を見切るゲーム性から、fpsの重要性は強く感じた。
【1台目】
OS:Windows 11(64bit)
プロセッサ:Intel Core i7-8700(3.20GHz)
メモリー:16GB
グラフィック:GeForce GTX 1060
【2台目】
OS:Windows 11(64bit)
プロセッサ:Ryzen 7 6800H(3.20GHz)
メモリー:16GB
グラフィック:GeForce RTX 3070 Ti
【ゲーム情報】
タイトル:真・三國無双 ORIGINS
ジャンル:タクティカルアクション
販売:コーエーテクモゲームス
プラットフォーム:PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam)
発売日:2025年1月17日
価格:
通常版:9680円(パッケージ/ダウンロード)
TREASURE BOX:1万7680円(パッケージ)
グッズのみ:8000円
Digital Deluxe:1万2980円(ダウンロード)
プレイ人数:1人
CERO:B(12歳以上対象)
©コーエーテクモゲームス All rights reserved.
※Windows版ではPCスペックにより動作する表現が異なります。
※機種によりゲームグラフィックに差がございます。
※PC(Steam)版はウルトラワイドモニターに対応しております。
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