第85回
クリアまでプレイした上で評価!
求めていた無双がここに!「真・三國無双 ORIGINS」は期待以上に夢中になれる“無双”だった!【PCゲームレビュー】
2025年01月13日 20時00分更新
●味方のピンチに駆けつけるヒーロー体験
本作では“戦域”という表示が画面上部に出ており、戦場全体の優勢/劣勢がわかる。青は放置してても勝てる戦域で、赤はこのままだとそこにいる武将が敗北するというサインになっている。
赤い戦域からは「もうダメだ……」「誰か来てくれぇ!」など悲痛なヘルプコールが届くので、作戦上の手が空いているなら颯爽と駆けつけてあげよう。現場に到着すると味方の体力が回復する効果もあるので、まさに「九死に一生を得た」といったところだろうか。
戦場を駆けるスピードも、馬を手に入れてからは非常に快適。ファストトラベルのようなものは無いが、迷路などで迷わなければあっという間に端から端まで駆け抜けられる。
ピンチを覆す体験はまさに「一騎当千」のカタルシス。たまにとんでもない強敵がいて返り討ちにあうこともあるが、それも含めて戦場を局所的に有利にできるというのはとても楽しい体験だ。
●まるで死にゲー!? 一瞬の攻防が勝敗を決するバトル
これは体験版レポでも述べたが、強敵との戦いは従来の「無双」シリーズとは一線を画す難しさになっている。
“弾き返し”と“見切り”という、いわばジャストガードとジャスト回避のシステムが導入されており、これを使えないと武将との戦いではまったく歯が立たないのだ。
強敵との戦いでは、基本的にこれらのアクションを狙って体勢を崩し、反撃するスタイルが望ましい。なぜなら通常攻撃ではまったくひるまず、安心して攻撃できないからだ。
しかし、“弾き返し”は対応可能な攻撃を見極めるのも重要。この攻撃は弾く、この攻撃は弾けないので武芸(スキル)で崩す、この攻撃は弾くのも崩すのも不可なので回避に専念、といった一瞬の判断が勝敗を決めるだろう。
無数の兵が出てくる“わらわら感”と、集中力を高めて戦う武将との“ヒリヒリ感”。その共存はゲーム的に見てメリハリが効いていて、筆者としてはとても好印象だった。
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