Honda謹製のVTECエンジンで走りも楽しめる
エンジンは最高出力309馬力、最大トルク37.7㎏f・mを発生する3.7L V型6気筒自然吸気とモーターの組合せ。注目すべきは吸気側だけでなく排気側にも可変バルブ機構「VTEC」を採用していること。残念ながらSOHCですが、自然吸気VTECという響きだけでクルマ好きなら胸アツです。生み出されたパワーはHonda初の6速ATと、SH-AWDシステムを介して四輪に伝えられます。燃費はJC08モードで8.7km/Lで、燃料はハイオク専用です。
室内はもともと2014年のクルマということもあって、今のEクラスや5シリーズに見慣れた目からすると古さを感じます。ですが、レザーの質感はかなり高く、ドイツのプレミアムブランドに引け目を感じるところはありません。インフォテインメントディスプレイの画面サイズが小さいのは時代ですね。
センターコンソール周りを見て最初に気づくのは、USBがないこと。このクルマが登場した2014年は「iPhone 6」が登場したほか、Apple CarPlayがローンチした年。たとえ2014年になくても、100台限定とはいえ2021年3月に登場したクルマなのですから、付けてもいいのでは? とも。ディスプレイは低反射タイプで個人的には好印象。光沢タイプは綺麗なのですが、明るい時は見づらかったり手垢とかが目立つんですよね。
上のディスプレイはナビ画面、下のディスプレイはナビの文字入力や選曲などに使用。オーディオはアメリカのハイエンドブランド「KRELL」が手掛けているものだとか。レジェンドは過去、「ラックスマン」のカーオーディオを搭載しており、そのラックスマンはKRELLの輸入代理店だったので、何か縁があったのかなと思ったり。
ステアリングホイールには、見慣れないボタンがいくつか。これが自動運転レベル3なのでしょう。
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