「ロール式ディスプレイ」で14型が17型に変形します
世界初の画面が伸縮するノートPC「ThinkBook Plus Rollable」も!!=レノボが2025年モデル16機種を一気に発表
Lenovoは1月8日、米国で開催中のCES2025にて、ビジネス&コンシューマー向けPCの2025年モデルを発表した。
ビジネス向けでは、画面が伸びるノートPCや新設計モデルなど、斬新なデザインが登場。
コンシューマーモデルでは、2画面タブレットやインテルの新CPU「Core Ultra 200H」搭載ノート、Snapdragon XのミニPCなどが登場した。
世界初の「ロール式ディスプレイ」を搭載
ThinkBook Plus Gen 6 Rollable AI laptop
世界初の「ロール式ディスプレイ」を搭載したAI PCで、14型ディスプレーが、スイッチやカメラに向かって手を振ることで、縦方向に伸び、16.7インチに切り替わる。面積は約1.5倍となる。
CPUは最高で「Core Ultra 7」の200Vシリーズで、メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高1TB。
ディスプレーは14から16.7インチで、ロール式OLED、400ニト、100% DCI-P3だ。
インターフェースはThunderbolt4×2にオーディオコンボジャック、バッテリーは66Wh、内蔵、サイズは303×230×19.9mm、重さは1690g。
米国では3499ドルで6月発売予定。
完全新デザインのプレミアム・ビジネスノートPC
ThinkPad X9 14/15 Aura Edition
完全新デザインのプレミアム・ビジネスノートPC。14型と15型でCopilot+PCのAuraEditionとなる。
カバーは50%リサイクル・アルミニウムで、見た目が美しいだけでなく、スタイリッシュな金属溝付きボトムカバーを備え、洗練された超薄型のプロファイルを実現している。
新しい「エンジン・ハブ」設計により、両側にThunderboltポートが組み込まれ、多様な接続を容易にする。ハブはDカバーから簡単にアクセスしてバッテリーやSSDを修理できるため、保守性も向上。再設計されたキーボードは、ThinkPadの定評あるタイピングの快適さと、正確な触覚を提供する現代的なタッチを組み合わせ、応答性の高いフィードバックを提供する大型のハプティック・タッチパッドを搭載する。
CPUは最高で「Core Ultra 7」の200Vシリーズで、メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高2TB。
ディスプレーは14型は2種類で、WUXGAのOLEDでノンタッチ、400ニト、100% DCI-P3、HDR500、60Hzと、2.8K OLEDでタッチ対応、500ni、100% DCI-P3、HDR600、120Hzがある。
15型では15.3インチの2.8K OLEDで、タッチとノンタッチで、最高1100ニト、100% DCI-P3、HDR600 True Black、120Hzとなる。
インターフェースはThunderbolt4×2にType-A、HDMI2.1、バッテリーは14が55Wh、15が80Wh内蔵で、サイズは14が311.8×212.3×6.7-17.18mm、1210gで、15が339.5×228.5×6.7-17.7mm、1450g。
ソフトウェアではMetaのLlama3.0を使用したローカルの大規模言語モデル (LLM)「AI Now」を搭載し、パーソナライズされたAIツールを統合することで、PCエクスペリエンスを変革する。
「クロスデバイス・ナレッジ検索」ではAI PC とタブレットで同時に情報を検索できるため、デバイスに関係なく重要なドキュメントやファイルに迅速かつ効率的にアクセスできる。
「スマートドキュメント検索&要約」では画像やドキュメントの選択した部分から関連情報をすばやく見つけて取得できるようになる。
「多言語サポート」では多言語機能を提供し、ドイツ語、スペイン語、フランス語をサポートする。
既発売の「Aura Edition」と同様に、「スマートモード」や「スマートシェア」、「スマートケア」も搭載する。
米国では14型が1399ドル、15型が1549ドルで2月発売予定。
GeForceも積める一体型ビジネスPC
ThinkCentre M90a Pro Gen 6
27型の一体型ビジネスPCで、Core Ultra 9にオプションのディスクリートNPU、およびオプションの NVIDIA GeForce RTX 4050を搭載可能だ。
メインメモリーは最高64GB、ストレージは最高3TB。
ディスプレーは27インチQHDで2560×1440ドット、120Hz、400ニト、99% sRGBだ。
インターフェースはThunderbolt4にType-C×2、Type-A×3、DP1.4、HDMI、有線LAN。
米国での価格は2539ドルからで、第2四半期に発売の予定。
Snapdragon X搭載の1Lデスクトップ
ThinkCentre neo 50q QC
Snapdragon X / Plusの小型Copilot+ PCだ。
メインメモリーは最高16GB、ストレージは最高SSD×2。インターフェースはType-C×2、Type-A×3、DP1.4、HDMI、有線LANにオーディオコンボジャック。
サイズは182.9×179×36.5 mmで重さは1113g。
米国での価格は599ドル~で2月発売予定。
ビジネス向けディスプレーも登場
ThinkVision P Series
ビジネス向けディスプレーシリーズで、「ThinkVision P34w-40」は34インチのIPSで3440×1440ドットの21対9比率、300ニト、24-120Hz。米国では899ドルで6月発売予定。
以下が、CESで発表となったコンシューマーモデルだ。
画面内カメラで超薄ベゼル
Yoga Slim 9i Gen10
世界初のCUD (camera-under-display)搭載ノートPCでVisionary.aiイメージ処理技術搭載。べセルを最薄化することができ、スクリーン・ボディ比率は98%を達成している。
天板は、圧力、落下、傷に耐える耐衝撃ガラスで保護されており、猫の目のような 3D光沢で安全かつ美しく保つ。
CPUは最高でIntel「Core Ultra 7 258V」、ストレージは最高1TB搭載可能。ディスプレーは14インチのOLED 4Kで3840×2400ドット、120 Hz、PureSight Pro、750ニト、100% sRGB、100% P3, 100% Adobe RGB。
インターフェースはThunderbolt4×2で、バッテリーは75Wh内蔵で、サイズは約313×204×15mm、重さは1250gから。
米国では1849ドルで、2月発売予定。
「Core Ultra 7 255H」搭載の2画面タブレット
Yoga Book 9i Gen10
2画面搭載のタブレットPCで、生産性とコミュニケーションを向上できる。
テキストメモやスケッチを変換して、視覚的要素をメモに追加できる「スマートノート」や、ユーザーのライブラリにある書籍の概要を生成し、次に何を読むかをすばやく簡単に決定できる「スマート・リーダー」などのAIアプリも内蔵する。
CPUは最高でインテルがCESで発表した「Core Ultra 7 255H」を搭載可能。メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高1TB搭載可能。ディスプレーは2画面ともに14インチのPureSight POLEDで2.8Kの2880×1800ドット、750ニト、100% DCI-P3、48~120Hz。
インターフェースはThunderbolt4×3で、バッテリーは88Wh内蔵で、サイズは約315×210×16mm、重さは1220gから。
米国では1999ドルで、5月発売予定。
AIアプリ満載の2in1ノート
Yoga 9i 2-in-1 Aura Edition Gen10
コンバーチブル型ノートPCで、AuraEdition用のAIアプリを搭載する。
CPUは最高でIntel「Core Ultra 7 258V」、ストレージは最高1TB搭載可能。ディスプレーは14インチのOLEDで2.8Kの2880×1800ドット、1100ニト、100% sRGB、100% P3、99% Adobe RGB、30~120Hz。
インターフェースはThunderbolt4×2にType-C、Type-A、で、バッテリーは75Wh内蔵で、サイズは約316×220×16mm、重さは1320gから。
米国では1599ドルで、2月発売予定。
2.8K OLED搭載のCopilot+PC
Yoga Slim 7i Aura Edition Gen10
こちらもAuraEdition用のAIアプリを搭載するCopilot+PC。
CPUは最高でIntel「Core Ultra 7 258V」、ストレージは最高1TB搭載可能。ディスプレーは14インチのOLEDで2.8Kの2880×1800ドット、1100ニト、100% sRGB、100% P3、99% Adobe RGB、120Hz。
インターフェースはThunderbolt4×2にType-A、マイクロSDカード、HDMI2.1。バッテリーは70Wh内蔵で、サイズは約312×219×14mm、重さは1190gから。
米国では1099ドルで、1月発売予定。
16と14型が選べる2in1
Yoga 7i 2-in-1 Gen10
16型と14型のディスプレー回転型2in1ノート。
CPUは最高でIntel「Core Ultra 7 258V」、ストレージは最高1TB搭載可能。ディスプレーは最高で14/16インチのOLEDで2.8Kの2880×1800ドット、1100ニト、100% sRGB、100% P3、99% Adobe RGB、120Hz。
インターフェースはType-C×2にType-A、マイクロSDカード、HDMI1.4b、オーディオコンボジャック。バッテリーは70Wh内蔵で、サイズは14が約317×228×15mm、重さは1380g、16が約361×257×16mm、重さは1770gから。
米国では899ドルと949ドルで、2月発売予定。
Core Ultra 9に16型のCopilot+PC
IdeaPad Pro 5i Gen10
Core Ultra 9に16型ディースプレー搭載のCopilot+PC。
CPUは最高でインテルが新たに発表した「Core Ultra 9」の200Hシリーズ、メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高1TB搭載可能。ディスプレーは最高で16インチのOLEDで2.8Kの2880×1800ドット、1100ニト、100% P3、30~120Hz。
インターフェースはThunderbolt4×2にType-A×2、SDカード、HDMI2.1、オーディオコンボジャック。バッテリーは84Wh内蔵で、サイズは約251×357×16/17mm、重さは1720gから。
米国では1499ドルで、7月発売予定。
Snapdragon 8 Gen 3搭載のAndroidタブ
Yoga Tab Plus
Lenovo初のオンデバイスAIタブレット。CPUは「Snapdragon 8 Gen 3」、メインメモリーは16GB、ストレージは512GB搭載。ディスプレーは12.7インチのLCDで3Kの2944×1840ドット、900ニト、144Hz。
インターフェースはType-Cでバッテリーは10200mAh内蔵で、サイズは約188×291×6.7mm、重さは640gから。
米国では約700ドルで、1月発売予定。
MediaTekを搭載した大判のAndroidタブレット
Idea Tab Pro and Lenovo Tab.
CPUは「MediaTek Dimensity 8300」、メインメモリーは8GB、ストレージは256GB搭載。ディスプレーは12.7インチのLCDで3Kの2944×1840ドット、400ニト、144Hz。
インターフェースはType-Cでバッテリーは10200mAh内蔵で、サイズは約190×293×6.9mm、重さは620gから。
米国ではTabProが約350ドルで4月、Tabは159ドルで6月発売予定。
1リットルデザインのSnapdragon X搭載機
IdeaCentre Mini x Gen10
CPUは「Snapdragon X/Plus」で、メインメモリーは最高32GB、ストレージは最高1TB搭載可能。
インターフェースはType-C×2にType-A×3、有線LAN、HDMI2.1、DP1.4a、オーディオコンボジャック。サイズは約195×191×43mm、重さは1805gから。
米国では約660ドルで4月発売予定。
17LのタワーPC
IdeaCentre Tower Gen10
CPUはCore Ultra 7、最高GeForce RTX4060、メインメモリーは最高32GB搭載可能。セルフ充電のBluetooth キーボードは、周囲の光を利用して、太陽光発電技術と急速充電スーパーキャパシタでエネルギーを蓄える。
米国では約700ドルで6月発売予定。
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