第41回
「スクウェア・エニックスのAI」の著者に聞く/asciiLab_studio;ダグラス・アダムスの法則#4
いちばんやさしく、ロボティクスや空間コンピューティングにも応用できるゲームAI本
話題の本の中身をこれで知って次に本を読んでほしい
ゲームAIの研究は40年以上の歴史があり、デジタルゲーム技術の進化に伴って進化してきたそうだ。そのゲームAIの第一人者、デジタルゲームにおけるAIを20年にわたって研究されてきたのがスクエアエニックスの三宅陽一郎氏だ。
話題になっている『スクエアエニックスのAI』(スクウェア・エニックス著、ボーンデジタル刊)は、その三宅陽一郎氏が全体のとりまとめを行ったゲームAIの教科書。オールカラーで336ページ、5章構成となっているものだが、各章とも前半は誰でも理解できる基礎知識から始まっているのが大きな特徴だ。それと同時に、各章の後半は最新のゲームAIについて踏み込んで紹介している。
三宅陽一郎氏によると、目下、ゲームAIの技術を“ロボット工学”や“デジタルツイン”、“空間コンピューティング”などの分野にフィードバックしている真っ最中とのこと。
そこで、三宅陽一郎氏と同じくこの本の著者の1人でスクエアエニックスの里井大輝氏をお招きして『スクエアエニッスのAI』がどんな本で、何を学べるかを聞いてみた。
その内容は「asciiLab_studio;ダグラス・アダムスの法則#4」で、この本では書ききれなかった最新研究「生成AIとゲーム」についても言及されている。
01:51 こんな方にお薦めの本です
03:49 ゲームAIの歴史
06:31 メタAIとは?
11:31 本書は5章構成、各章の概要17:50 ゲームAI入門の決定版だ
20:19 空間コンピューティングとゲームAI
23:15 メタAIをさらに詳しく解説
31:42 最新研究を紹介:メタAIと生成AIを掛け合わせる
33:51 2Dシューティングの生成AI「ステージ」はいかが?
36:34 最後に本書の推しポイント
★出演
三宅 陽一郎(みやけ よういちろう)
株式会社スクエア・エニックス
イノベーション技術開発ディビジョン
リードAIリサーチャー
里井 大輝(さとい だいき)
株式会社スクエア・エニックス
AI&エンジン開発ディビジョン
AIリサーチャー
遠藤 諭(えんどう さとし)
株式会社角川アスキー総合研究所 主席研究員
ZEN大学 客員教授
『スクウェア・エニックスのAI』
著者:スクウェア・エニックス
定価: 5,500円(本体5,000円+税10%)
発行・発売: 株式会社 ボーンデジタル
URL:https://www.borndigital.co.jp/book/9784862466013/
asciiLab_studio;ダグラス・アダムスの法則#4 URL:https://www.youtube.com/watch?v=KpTHU7GmKZ4
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