第34回
こだわりのCHERRY MX ウルトラロープロファイル スイッチ装備
極薄13.1mmなのに打鍵感◎の65%メカニカルキーボード「AIRONE RGB」は買い
DIPスイッチ切替でWindowsとMac両対応
裏面にはDIPスイッチが搭載されていて、キー配列の入れ替えや制限が可能。DIPスイッチの切り替えによって、WindowsとMac両方に対応する。
AIRONE RGBは有線接続のキーボード。本体背面の左右にUSB Type-Cポートが1基ずつ搭載されている、これは、接続する環境に応じてケーブルの取り回しを良好にするための仕様だ。この配慮はうれしいというもの。
また本体にはCNCアルミニウムとともにEVA素材の静音フォームを採用。これによって軽さと静音性、そして高い剛性も実現したキーボードに仕上がっている。
そのほか、Nキーロールオーバー対応、キートップの印字はレーザー刻印かつUVコーティングといった特徴も。そして、付属品としてType A to CおよびType C to CのUSBケーブルが1本ずつと、収納バッグが同梱されている。なお製品保証期間は安心の1年間だ。
打鍵感と静音性を両立。英語配列の慣れは使い手次第か
さっそくAIRONE RGBを筆者の仕事PCに接続して使ってみた。キーストロークは約1.8mmと浅めではあるが、メカニカルキーボード(今回試用しているのはタクタイル)の性能の高さのせいか十分な打鍵感がある。
キーピッチは約19mmで、タッチタイプに支障はない。ウルトラロープロファイルがウリのAIRONE RGBではあるが、底付き感というか机に打鍵感がガシガシ伝わるような感覚はない。本体の剛性が高いのと衝撃吸収のEVA素材の静音フォームがいい仕事をしているということなのだろう。
夜間などの静かな時間帯にガシガシ打鍵しても家族から苦情が寄せられることはなかった。
原稿執筆のために試用してみる。やはりユーザーを選ぶのは英語配列だろう。筆者は一時期、英語配列キーボードを使っていたことがあるので、しばらくすると作業に没頭できるようになった。ただ、これまで英語配列キーボードを使った経験のない人にとっては慣れるまではある程度の苦行になるのは間違いない。
一方、ゲームプレイで使う場合については、キータッチの軽すぎず重すぎない押下感とともに、やはり本体の剛性の高さが印象的でゲームプレイは快適だ。
DIPスイッチの調整では、図のようにハードウェア的な設定が可能。試しにmacOS対応に変更して手持ちのMacbook Airに接続してみたが、当然と言えば当然、問題なく利用できた。またキー数が少ないAIRONE RGBは、[FN]キーの使い方が意外に重要。[FN]キーをマスターすることで使い勝手は大きく向上するだろう。
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