第34回
こだわりのCHERRY MX ウルトラロープロファイル スイッチ装備
極薄13.1mmなのに打鍵感◎の65%メカニカルキーボード「AIRONE RGB」は買い
Mistel社のULP+65%キーボードを体験
執筆業に欠かせない仕事道具といえばキーボードだ。手になじむ1台を追い求め、筆者は今日も険しい打鍵道をさまよっている。そんななか、プリンストンが取り扱いを始めたキーボードの噂を聞いた。極薄な見た目のキーボードながら、キースイッチはメカニカルで打鍵感も良好だというではないか。
日本上陸からはしばらく経っているとのことだが、筆者のアンテナには引っかかっていなかった。ということでこの機会に試用させていたくことに。結論を言ってしまえば、ロープロファイルで省スペースなメカニカルキーボードを好む人にこそ手に取っていただきたいと思える1台だ。
驚きのコンパクトメカニカルキーボード「AIRONE RGB」
今回紹介するのは、Mistel社製のメカニカルキーボード「Mistel Barocco AIRONE RGB(英語配列)」(以下、AIRONE RGB)。製品名にもあるとおり英語配列(US配列)で計68キー。テンキーレスで、ファンクションキーと数字のキーが共通化している、いわゆる「65%キーボード」だ。
本体サイズは幅308.1×奥行99.6×高さ13.1mm、重量は約295g。iPhone 16 Pro Maxの重量が約227gなので、メカニカルキーボードとしては驚きの軽さ。収納バッグも付属しており、持ち運びにも困らない。とにかくコンパクトなメカニカルキーボードなのだ。
続いて、AIRONE RGBのコンパクトさ以外の特徴についても挙げていこう。
まずAIRONE RGBは、極薄のメカニカルスイッチを搭載。具体的には「Cherry MX ULP(Ultra Low Profile/ウルトラロープロファイル)」が採用されている。ノートPCのキーボード部分を切り抜いたような見た目ではあるが、しっかりした打鍵感がある。
モデルは2種。キースイッチ違いのモデル展開で、「タクタイル」と「クリッキー」のいずれかを選択できる。ちなみに今回試用しているのはタクタイルモデルだ。
キーキャップも極薄で、Cherry MX ULPにぴったりなABS製キーキャップを装備し、シンプルかつミニマルな外見を強調する。なおキースイッチおよびキーキャップの交換には対応していない。無理をすると壊れる可能性もあるので注意していただきたい。
キーバックライトとしてRGBライト搭載し、発光パターンも変更して11種類から選択できる。
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