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新モデルFNIRSI「HS-02B」、実際の使い勝手は?

こて先がめちゃ細いペン型ハンダごて、本当に開始2秒で使えました

2024年09月30日 18時00分更新

●細かな作業は得意だが、大きなものは難しかった

 小手先が細いことからもわかる通り、細部のハンダ付け向けの製品です。とはいえ、出力が最大100Wと大きいとなると、大きな部品や太いケーブル、広い面積のハンダ付けもできるのではないか……と期待してしまいますよね。

 ということで、試してみました。

 まずは、0.8mm厚、約8×20mmくらいの真鍮部品です。加熱してハンダをのせようと頑張ってみましたが、小手先の小ささからなかなか熱が伝わらず、ハンダが溶けてくれません。小手先温度を360度に設定、30秒以上加熱して、ようやくハンダが多少溶け始めるといった状況です。ただし、馴染んでくれません。

 結局、温度を400度まで上げ、1分くらいかけて加熱していたところ、やっとハンダがついてくれました。

 また、テーブルタップのケーブル(100V15A)をむき、2本のより線を合わせてハンダ付けしようと頑張りましたが、こちらも400度まで上げてなんとかハンダが溶けるという状況。さらに10秒以上加熱を続けると、少しずつ流れてくれました。

大きな部品や太いテーブルのハンダ付けは不得意

 大きな部品などにも使えなくもないですが、長時間の加熱は作業効率が悪く、部品や基板へのダメージも気になります。こういった作業は小手先が大きいハンダごてに任せ、HS-02Bは細部の精密なハンダ付け専用として使うのがいいでしょう。

●お気に入りポイント●

・小手先が細く、細かい作業がやりやすい

・電源オンから数秒で使える手軽さ

・工具よりデジタルギア寄りでカッコいい!

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訂正:公開当初よりタイトルを変更いたしました。(2024年10月1日)

この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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