●「OK」ボタンを押して数秒で使える温度に!
USB充電器で動作する温度調節機能付きハンダごて、という基本的な部分は変わりませんが、大きく変わった部分が2つあります。
ひとつは、USB PD利用時の出力が、従来の最大65W→最大100Wへと大幅に高められていること。出力が大きいと小手先の温度が上げやすく、電源オンから使えるようになるまでの待ち時間が短縮されます。HS-02では、公称2秒。HS-01の8秒と比べても、かなり早いです。
実際試してみましたが、300度台であればホントに2秒くらいで目標温度に。最大の450度に設定しても、3秒くらいで上昇してました。
なお、PD対応のUSB充電器やケーブルは付属しておらず、各自用意する必要があります。ただし、通常のACアダプターも使えるよう、変換ケーブルが付属していますので、これを使って利用するのもいいでしょう。
試しにミニPCに付属していた19VのACアダプター(90W)を接続してみましたが、とくに問題なく動作しました。
もうひとつの変更点は、小手先がかなり細くなっていること。HS-02Bはとくに細く、幅広のK型でも幅が2.7mmしかありません。また、先のとがった円錐のI型は先端が0.6mmで長さ6.6mm、さらに、円錐で先端の曲がったIS型は先端が0.4mmで長さ6.4mmです。
小手先はこの3種類しかなく、細かい作業に特化したモデルだということがわかりますね。
ちなみに小手先は、指で奥まで押し込めば装着でき、引っ張れば取り外せます。小手先が装着されていないまま電源を入れると、画面に装着しろという表示が出るので、つけ忘れにもスグに気づけます。
軽く差し込んだだけで認識されますが、使用中に外れてしまう危険も考え、しっかり奥まで差し込むといいでしょう。
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