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アイデアや流行、口コミなどを探すため

アメリカ人の4割がTikTokを検索エンジンとして利用している

2024年09月17日 09時30分更新

消費者は検索エンジンとしてTiktokを使ったことがあるか?

アメリカ人の4割がTikTokを検索エンジンとして利用

 今年になってもTikTok人気は続いているが、どこまで広まっているのか。Adobeが2024年1月に発表したレポートを見てみよう。

 TikTokを検索エンジンとして利用したことがあるか聞いたところ、41%が「ある」と回答。ベビーブーマー世代(第二次大戦後~1960年代半ば)で14%、X世代(1960年代半ば~1970年代生まれ)で29%、ミレニアル世代(1980年代~1990年代半ば生まれ)で49%、Z世代(1990年代半ば~2000年代半ば生まれ)に至っては64%が「ある」と回答している。

 なんとアメリカ人全体の4割以上が、TikTokを検索エンジンとして利用しているのだ。年齢が若いほどよく利用する傾向にあるが、大人世代にも使われている点は見逃せないだろう。

消費者は情報を探す際にどのプラットフォームが最も役に立ったと思うか?

TikTokでアイデアや流行、口コミを検索

 調査では、どんなときにTikTokで検索したのかについても聞いている。

 「新しいレシピ」「新しい音楽」「DIYのヒント」「ファッションのアドバイス」「トレーニングルーティン」「美容アドバイス」「おすすめの商品」「新製品やサービス」「おすすめの映画」など、アイデアや流行、口コミなどに関するモノが多いようだ。

Tiktokを検索エンジンとして使うとき、消費者は何を探している?

 なお、自分が検索する際に最も役立つと感じたプラットフォームについて聞いたところ、「Google」が91%で圧倒的だったものの、「YouTube」(39%)、「Bing」(21%)に続き、17%が「TikTok」と回答している。公式サイトや言葉の意味などはGoogleが最適だが、アイデアや流行、口コミなどを調べるのにはTikTokが使われているということだろう。

 これはアメリカでの話だが、日本でもTikTokは10代を中心に利用されるようになっている。大人世代も見習ってうまく取り入れてみると良いかもしれない。

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著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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