週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

データ残量よりバッテリー残量のほうが気になる

若者がないと困るのは財布よりスマホ。忘れたら「取りに帰る」

2024年09月10日 09時30分更新

外出の際にスマートフォン/財布を忘れてしまった場合

なくて困るのはスマホ、忘れたら「取りに帰る」

 日々の生活にスマートフォンが必須となっている方は多いだろう。実際、スマホはどのくらい必須と考えられているのか。BIGLOBEの「スマートフォンの利用に関する意識調査」(2024年7月)を見てみよう。

 スマホや財布を外出の際に持っていくのを忘れてしまった場合について聞いたところ、スマホを忘れてしまった場合、「非常に困る」(54.4%)、「困る」(30%)をあわせて84.4%だった。一方、財布は88.8%で、スマホも財布と同程度、忘れたら困るという結果になった。

 年代別にみると、20代ではスマホを忘れてしまった場合、「非常に困る」(58.5%)、「困る」(29.5%)をあわせて88%である一方、財布は「非常に困る」(54%)、「困る」(33%)をあわせて87%だった。20代、30代では「非常に困る」と回答した割合が、財布よりもスマホが上回る結果となり、「非常に困る」「困る」をあわせてもスマホが上回った。

スマートフォンを忘れた場合、何分までなら取りに帰るか

 続いて、外出の際にスマホを自宅に忘れたことに気づいた場合、何分までなら取りに帰るかについて聞いたところ、「3分未満」と「3分~5分未満」をあわせて30.3%、「5分~10分未満」が27.4%、「10分~20分」「20分~30分未満」があわせて21.9%となった。

 「どれだけ時間がかかっても取りに帰る」と回答した人も11.2%おり、「取りに帰らない」は9.2%にとどまった。

 スマホがなければプライベートや仕事の連絡も取れず、さまざまなデータやアプリも格納されいるなど、あらゆるシーンでスマホが生活上必須となっていることがよくわかる。

データ通信量、バッテリー残量が懸念点

 さらにスマホのデータ通信量とバッテリーについて聞いたところ、「データ通信量(ギガ)を気にしながら利用している」という人は、「あてはまる」(15.1%)、「ややあてはまる」(24.1%)をあわせ約4割に。

 一方、「外出時バッテリー残量が少なくなり焦ることがある」という人は「あてはまる」(21%)、「ややあてはまる」(29%)をあわせ約5割となった。

スマートフォンのデータ通信量、バッテリーについて

 契約内容によっては、契約しているデータ通信量を超えると速度が極端に遅くなったり、別途料金を支払わねばならないことも。そのため、普段からデータ通信量を気にしながら使うのが当たり前となっているというわけだ。同様に、バッテリー切れで使えなくなる経験も持っており、バッテリーの残量を気にする人も多くなっている。

 スマホは多機能で便利なツールであり、我々の生活にますます欠かせないものとなっている。今後もスマホと我々との関わりについて追っていきたい。

著者紹介:高橋暁子
 ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事