角川アスキー総合研究所は8月22日、国内外ゲーム業界のデータ年鑑「ファミ通ゲーム白書 2024」を発売した。価格は書籍版が5万3900円/PDF版(CD-ROM)が4万8400円/PDF(CD-ROM)+書籍セット版が9万6800円となる。
なお、「PDF(CD-ROM)+書籍セット版」は、2024年9月30日の申し込み分まで5万3900円にて提供。
本書は、日本国内と北米、欧州、アジアといった海外主要地域別のゲーム市場について、豊富な最新データと大規模なアンケート結果をもとに、ゲーム・エンターテイメント業界の最新動向を分析したデータ年鑑となる。
「ファミ通ゲーム白書 2024」主なトピックス
創刊20号記念特集として20年にわたる国内ゲーム市況の推移を紹介
2005年の創刊号から20冊目となる『ファミ通ゲーム白書2024』では、ともに歩んできたゲーム業界の変革と進化を振り返る特集「20冊目のFGH」を掲載。
2004年から2023年にわたる国内ゲーム市場規模の推移や、各号で紹介したその年のトピックス、過去20年のランキングデータなど、国内ゲーム市場において貴重なデータとなる成長の軌跡を紹介している。
世界ゲームコンテンツ市場規模は29兆5162億円、同一為替レートで前年⽐3.1%増
「ファミ通ゲーム白書2024」では、2023年の世界ゲームコンテンツ市場規模を29兆5162億円(同一為替レートでの前年⽐で3.1%増)と推計している。続くインフレやリアル需要の復活など、消費動向を左右する要因は多く、前年のマイナスを補うには至らなかったものの、復調に向けて推移しているとのこと。
規制の影響を振り払った中国が大幅に回復したこと、そして欧米の家庭用・PCゲームが前年の実績を上回ったことなどが、全体の成長に貢献したと考えられる。
※市場規模は2023年の期中平均レート、1米ドル=140.66円で換算
国内ゲーム市場規模は前年⽐4.6%増の2兆1255億円
2023年の国内ゲーム市場規模は、前年比4.6%増の2兆1255億円となった。インフレが続き同年の消費者物価指数(生鮮食品およびエネルギーを除く)が4.0%増であったことを踏まえても、国内ゲーム市場は堅調に推移していると言えるだろう。
特に家庭用ゲームハードが前年比27.5%増とその伸びが目立つが、プレイステーション5の販売増と7年目に⼊ったNintendo Switchの売れ行きが長期間におよんでいることが主な要因として挙げられる。
※家庭用ハード……Nintendo Switch/プレイステーション5などの家庭用(コンシューマー)ゲーム機本体。
※家庭用ソフト……家庭用ゲーム機で動作するゲームコンテンツ。
※オンラインプラットフォーム……スマートフォン/タブレット/PCなど、ネットワーク接続を前提にゲームコンテンツが動作するプラットフォーム。ただし、家庭用ゲーム全体の市場規模を明確にするため、下記のグラフに限って家庭用ゲーム機向けのオンライン市場は「家庭用ソフト」に含めている。
国内のゲーム人口は、前年比2.8%増の5553万人と推計
ポストコロナでエンタメ需要が分散化した影響により2022年は微減となった国内ゲーム人口だが、2023年は前年比2.8%増の5553万人に持ち直した。
なかでもアプリゲームユーザー人口は前年比10.0%増と2022年の縮小から大きく反転し、家庭用ゲームも前年比4.0%増の2971万人に上昇。巣ごもり需要の反動から脱却して健全なマーケットへと戻りつつあると考える。
国内オンラインゲームコンテンツ市場規模は前年比3.9%増の1兆7216億円
国内オンラインプラットフォームにおけるゲームコンテンツ市場は1兆7216億円となった。ゲームアプリ市場は1兆2351億円と3年連続のマイナスになったが、減少幅は前年比0.7%減と縮⼩し、ほぼ横ばいの推移に。一方、PCゲームは前年比24.9%増と順調に拡大している。
★出典は「ファミ通ゲーム白書 2024」より。
【書籍情報】
タイトル:ファミ通ゲーム白書 2024
発行・編:角川アスキー総合研究所
発売日:発売中(2024年8月22日)
価格:
書籍版:5万3900円
PDF版(CD-ROM):4万8400円
PDF(CD-ROM)+書籍セット版:9万6800円
※2024年9月30日まで、PDF(CD-ROM)+書籍セット版」を5万3900円で提供。
判型・頁数:A4、430ページ
※当年鑑はゲーム市場マーケティングサービス「f-ism.net」での販売となります。
※電子版は主要電子書籍ストアにて2024年8月27日発売予定です。
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