ワンキーでAIアシスタントの「Microsoft Copilot」を起動
キーボードは、10キーレスの日本語配列86キーを採用。キーピッチは実測18mm前後で、キーストロークは1.7mmになっている。キー配列としては「Enter」キーの右横に「Home」「PgUp」「PgDn」「End」が並んでいるため、慣れるまで押し間違いしやすいかもしれない。一部の記号キーの幅が狭くなっているが、キー同士は密着していないので問題ないだろう。
右側最下段に配置されている「アプリケーションキー」は、Windows標準搭載となるAIアシスタント「Microsoft Copilot」の起動キーとして割り当てられているのも特長だ。キーボードにはLEDバックライトを備え、ゲームで多用するQ/W/E/R/A/S/Dキーはスケルトン仕様で、より映えるようになっている。
AIを活用したシステム管理の「AI Nexus」
「AORUS 16X(2024)」には、各パーツの使用状況や温度のモニタリングから、Bluetoothなどのオン/オフ、LEDイルミネーションのカスタマイズ、キー割り当てなど、さまざまな機能を備える独自の統合ユーティリティ「GIGABYTE Control Center」がプリインストールされている。
最も注目なのがGIGABYTE Control Centerに組み込まれているAIでシステムを管理する「AI Nexus」になる。「AI Power Gear」では、状況に合わせて高パフォーマンスと省電力動作を自動的に切り替え。バッテリー寿命とデバイス寿命の両方を伸ばすという。もうひとつは「AI Boost」で、ユーザーが利用しているアプリに応じてCPU、GPU、ファンの動作を最適化し、パフォーマンスを向上させるという。
AI Power Gearには、最良のパフォーマンスを発揮するという”AI Power Gear”に、グラフィックパフォーマンスを最大限引き出す”パフォーマンス”、性能とバッテリー駆動時間を重視する”バランス”、iGPUを使うなど、バッテリー駆動時間を重視した”省電力”という設定を用意している。設定の切り替えにはPCの再起動が必要になるため、ACアダプターでの運用時は”AI Power Gear”が、おすすめだろう。
AIを活用したもうひとつの機能となるAI Boostでは、”デフォルト”、”クリエイター”、”ターボ”、”ゲーミング”、”ミーティング”、”省電力静音”といったシーン別の6つのモードが用意されていた。
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