当然、購入の際には注意すべき点もある
ここまでは基本的にメリットを挙げてきたが、当然ながらデメリットになりえる要素も存在する。代表的なのは先に少し述べたように、再整備でもすべての修理を完璧にカバーすることはできないということだろう。
もちろん、極端に品質を損なう不良は弾かれる。しかし、ディスプレーのリファビッシュ品においては、メーカーが許容するレベルのわずかな液晶パネルのドット抜けなどが残る場合もある。このあたりを許容できるかどうかが、購入の判断を分けるだろう。
もう1つ、JAPANNEXTのリファビッシュ品に関して言えば、外箱や緩衝材といった梱包は再利用品が使われる場合があるとのこと。要するに、外装上のダメージ(外箱の傷やへこみ)が見られる場合があるということだ。とはいえ、製品自体は動作テストをパスしているため、「外箱もキレイじゃないと嫌」という人でない限りは大きな問題ではないはずだ。
また、販路が限られる点も注意が必要だ。その製品特性上、同社のリファビッシュ品はAmazonのような大手通販サイトでは取り扱いがなく、自社のサイトでのみ販売されている。そのぶん利用可能なポイントなども付くので、悪いことばかりではない。しかし、そもそも公式直販サイトまで見に行かないとリファビッシュ品を見つけられないことは覚えておく必要がある。
期間限定で最大40%の割引になる特別セールを開催!
そんなJAPANNEXTのリファビッシュ品が、期間限定で最大40%の割引になる特別セール「リファビッシュ ビッグバザール」が開催中だ。期間は2024年7月26日(金)~2024年8月1日(木)までの約1週間とそれほど長くないことに加え、当然在庫に限りがあるため、興味がある人は早めにチェックしてほしい。
なお、先述のJN-HSP238IPSFHDはこのセールで1万3980円(標準価格:1万9980円、通常期間のリファビッシュ価格:1万5980円)まで値下がる。また、USB Type-C給電(最大65W)に対応する兄弟モデルの「JN-HSP238IPSFHD-C65W」は生産完了品だが、1万6980円(通常期間のリファビッシュ価格:1万8380円)とこちらもかなりお得なので要注目だ。
前シーズンの売れ残りを安く販売する「アウトレット」と異なり、リファビッシュ品はまだ使用できるものを整備したうえでお求めやすく販売する「再生品」だ。そういった意味では、SDGs的な取り組みでもある。品質は100%完璧とは言えないが、圧倒的な安さが魅力となるリファビッシュ品。メリットとデメリットを把握した上で、納得のいく買い物を楽しんでいただきたい。
【記事更新】特別セール「リファビッシュ ビッグバザール」は終了しました。(2024年8月9日15時00分)
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