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東京駅から2時間半、房総半島地域の元・小学校を新社屋にした理由とは?

山を開墾する案も!? ディスプレー会社JAPANNEXTは、なぜ田舎の廃校を本社にしたのか

2023年12月30日 10時00分更新

文● ジサトライッペイ 編集●ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

山を開墾する案も!? ディスプレー会社JAPANNEXTは、なぜ田舎の廃校を本社にしたのか

廃校を改装したJAPANNEXT。見た目はご覧の通り、ガチの小学校です

 こんにちは、ジサトライッペイです。このたび、フランス人社長が率いるディスプレーメーカーの新星、JAPANNEXTの新社屋に取材に行ってまいりました。この新社屋はなんと、千葉県の房総半島地域にあるいすみ市の廃校「旧中川小学校」を利活用したものということで、大変興味深い建物なのです。

 同市は未利用財産の有効活用を図るため、2021年9月に公募型プロポーザルを実施。そこにJAPANNEXTが応募して、いすみ市の考える「施設を利活用し、地域経済の活性化に取り組む企画提案」に合致した結果、採用されたそうな。

廃校になった小学校を利活用して新社屋に

山を開墾する案も!? ディスプレー会社JAPANNEXTは、なぜ田舎の廃校を本社にしたのか

千葉県いすみ市のウェブサイトによると、2023年3月1日から本社を移転して事業を開始しているとあります

山を開墾する案も!? ディスプレー会社JAPANNEXTは、なぜ田舎の廃校を本社にしたのか

同社の液晶ディスプレーの再生品(リファービッシュ品)は、いすみ市のふるさと納税の返礼品に採用されています

 以前のインタビューで、「私が来日してから、(千葉県の)一宮町をはじめ色々な地域の方々にお世話になってきておりますので、今後は一宮町、また近隣地域への貢献も含めて地域貢献型のプロジェクトも行っていきたいですね。」と語っていた、ベッカー・サムエル社長(以下、ベッカーさん)ですが、まさに有言実行といった取り組みです。

 しかし、廃校の再利用にはそれ相応のアイディアや工夫が求められたと思います。そして、いすみ市の新社屋(住所:千葉県いすみ市行川506-5)は東京駅から約2時間半の土地柄。様々な課題が予想される中、この生き馬の目を抜く業界でいかに戦っているのか。まずはベッカーさんのインタビューからご覧いただければ幸いです。

山を開墾する案も!? ディスプレー会社JAPANNEXTは、なぜ田舎の廃校を本社にしたのか

JAPANNEXTのフランス人社長、ベッカーさん。15歳の夏休みに初来日し、17歳で日本をヒッチハイク縦断。その後、日本の大学に留学し、卒業後は日本で起業したユニークな方です

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