X-500(JN-IPS24X500FR-H-C6)をレビュー
500Hzディスプレーの実力を14900KF&RTX 4090搭載PCで絞り出す! 合計約80万円でロマンを追求
まとめ:ロマンを追い求めるコアゲーマーのための1台
X-500を500Hz表示が活きる環境で利用してみたところ、実際には懸念していたような残像感も体感できず、プレイの印象は悪くなかった。もちろん、筆者のインプレッションは必ずしも残像が発生していないことを意味しない。
しかし、少なくとも日頃から高いフレームレートで動作可能なタイトルをプレイするユーザーであれば、それなりに良好な感触を抱けるのではないかと思う。一方で、スペック上のアンバランスさや、DisplayPortケーブルが付属しない点、本製品の実売価格が8万8800円前後と高価格帯であることなどには留意しなければならないだろう。
たしかに、IPSパネル採用で500Hzを達成しているディスプレーとしては、本製品はだいぶ安価なほうではある。Amazonなど、8万円を切っているネットショップもある。しかし、最近では240~280Hz、あるいは300Hz台のディスプレーが増えており、それにともない価格もだいぶ下がっている。
現実的に500fpsを目指せるPCとゲームの組み合わせは少ない。体感ベースで語るなら、240Hzを超えてくるとリフレッシュレートはとたんにその差が判別しづらくなる。環境をしっかり整えた上で、あくまで500Hzのロマンを追い求める、コアゲーマーにオススメしたい。
X-500の主なスペック | |
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パネル | 24.5型IPS(非光沢) |
解像度 (アスペクト比) |
1920×1080ドット(16:9) |
表示色 | 10.7億色(sRGB:99%、DCI-P3:86%) |
輝度 | 500cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 178度(水平)/178度(垂直) |
リフレッシュレート | 最大500Hz |
応答速度 | OD時:3ms(GtoG)、MPRT時:1ms |
インターフェース | HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-C、USB Type-A×2、USB Type-B、オーディオ出力ほか |
スピーカー | 2W×2 |
チルト | -5度~+20度 |
高さ調節 | 140mm |
スイーベル | 左30度、右30度 |
ピボット | 90度 |
サイズ/重量 | 約557(W)×190(D)×355~495(H)mm/約4.6kg |
その他 | AMD FreeSync、HDR、USB PD(最大65W)、VESAマウント(100×100mm) |
直販価格 | 8万8800円 |
なお、X-500はJAPANNEXTがスポンサードするゲーミングチーム「Radical Pop Gaming」を運営する合同会社Radical Pop Gamingと、有限会社山根ハウジングが運営する施設「JAPANNEXT BANQUET」で試遊できる。ご興味がある方はぜひ触りに行ってほしい。
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