5G/4Gテザリングの通信量が微妙に違って悩ましい
ならば迷わず5Gのプランを購入すればいいかというと、実はそれぞれのプランでテザリングの扱いが違い、そこが悩みどころです。4Gのプランは端末自体の通信に加えて、テザリングも無制限のプランですが、5Gは端末自体の通信こそ無制限なものの、テザリングに関しては最大の通信量が決まっています。
たとえば中華電信の場合、5日間のプランなら5Gでテザリングは5GBまで。7日間のプランなら5Gで7GBまでといった具合です。今回は仕事で、かつ写真や動画ファイルなどを扱う展示会取材での滞在なので、スマホやPCを長時間つなげてサイズの大きなデータを送信すると、数GB程度の容量はあっという間に溶かしてしまいます。
というわけで、短期の個人旅行で、かつスマートフォンだけの通信でオーケーという人は5Gプラン。ビジネストリップなのでテザリングでPCでもガンガン通信を使う場合や、1週間以上の長期滞在なので通信費を抑えたいというケースは、4Gプランがオススメといった感じです。
ちなみに、中華電信は4Gと5GともにeSIMでも提供しており、その場合はカウンターでQRコードが記載されたリーフレットが手渡されますので、ホテルなどに移動してから設定可能です。もちろんカウンターの係員にお願いして、その場で登録もできますので、スマートフォンにあまり詳しくない人は、設定してもらいましょう。
以上が台湾の最新現地プリペイドSIM状況でした。自分に合ったモバイル通信手段を選んで台湾旅行を楽しみましょう!
約2万3000円が当たるラッキーキャンペーン、今年も当選!
ちなみに台湾旅行といえば、抽選で5000NTD(約2万5000円)が当たる「Taiwan the Lucky Land」。以前、こちらの連載記事(「台湾行ったら5000元(約2万3000円)が当たっちゃった!?」)でもお伝えしましたが、筆者は去年のCOMPUTEX取材で台湾に訪れた際に当選。そして今年もなんと当たっちゃいました!
ASCII取材チームも3人中2人が当選しているようなので(参照記事:台湾の空港でやっておくべき3つのこと)、当選確率はかなり高そう。皆さんも台湾旅行をする際は、「Taiwan the Lucky Land」の申し込みを忘れないようにしましょう。このキャンペーンは来年までやっています。
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
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