さとるの自腹ツアー
スタバっぽい店にはコーヒーが無く、スマホは「BALMUDA Phone」が人気!? 【バングラデシュ困惑旅/後編】
そもそも「BALMUDA Phone」きっかけで旅に出た筆者
実は今回、バングラデシュに行った最大の目的は、自分のYouTubeチャンネルに2年ほど前にアップした「BALMUDA Phone」のレポート動画(「BALMUDA Phone とiPhone 13 Proでカメラテスト/Camera Test」)が、今年に入って、急にバングラデシュからのアクセスが急増したからです。
現地のスマートフォン事情が気になったので現地に来てみたのですが、現地ではBALMUDA Phoneだけでなく、日本のキャリア版スマホが中古として沢山販売されていました。
実際にBALMUDA Phoneを街中で探しまわる様子は、文末の動画にもまとめているので是非、チェックしてみてください。
現地のモバイル通信事情そのものは、あまりよくありません。一応5Gもスタートしているようですが、ローミング・現地SIMともに一度も5Gのピクトはみられず、4Gどころか3Gで接続されるケースも多くありました。アンテナの設置や出力をちゃんと調整しておらずエリア展開があまり上手くいっていないようです。印象としてはKDDIが現地参入する前のミャンマーに似ています。
現地ではみんなスマートフォンを持っているので、モバイル通信は必須アイテムとなっています。そのため、日本のキャリアが現地キャリアと提携してバングラデシュに進出するのはアリなんじゃないかと思いました。なにせ日本より人口が多く、若者世代の比率も高い国ですから。
ちなみにバングラデシュは、ahamoの無料ローミングは対象国ですが、楽天モバイルは対象外。現地のプリペイドSIMは空港到着ロビーにカウンターがいくつか並んでいるので、そこで購入可能です。カウンターで聞いた限りでは、eSIMはなさそうで、物理SIMばかりでした。今回は25GBのプランを購入。900タカなので約1220円です。
というわけで、なんともカオスで不思議なバングラデシュ旅でしたが、それだけに新鮮な感じで、久しぶりに旅らしい旅になったな、とじゅうぶん楽しめました。もし普通の海外旅行に飽きてきていたら、いちどバングラデシュに行ってみることをオススメします!
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
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