システムクリエイトは6月19日、CreatBot製3Dプリンターの最新モデル「CreatBot D600 Pro2」の販売を開始した。
最大造形サイズ600×600×600mmと、大型造形が可能ながらシリーズ共通の優れた特徴や機能はそのままに、より「簡単」かつ「使いやすく」改良が施された3Dプリンター。
Z軸にはCreatBotが新たに開発した技術「Z magic box」を採用し、Z軸の動きを正確に制御できるためノズルが常に適切な高さを保ち、フィラメントを均一に積層。
最大100度まで昇温することができるヒートベッド機能を搭載し、熱収縮によるモデルの反りを抑制。テーブルの材質・構造にもこだわり、マグネットが埋め込まれたアルミ製テーブル+PEIパウダコーティングされたスチール製ビルドプレートを採用。これらにより短時間で目的の温度まで昇温できる優れた熱伝導性と平坦性を実現。
庫内温度を最大70度まで昇温できるチャンバーヒータを搭載し、センサーによって管理することで常に一定の温度を保って造形でき、材料の熱収縮によっておこるモデルの反りを抑制。また、材料庫内を乾燥させるためのヒーターを搭載。常に材料庫内を乾燥させておくことができ、吸湿しやすい材料も劣化させることなく造形ができる。
このほか、一層目の造形を安定させるオートレべリング機能を搭載。また、プリントノズルとして真鍮製とマルテンサイト系ステンレス鋼製の2種類を標準搭載。真鍮製ノズルは、使用頻度の高いPLAなどの汎用樹脂の造形に適しており、もう一方のマルテンサイト系ステンレス鋼製ノズルは耐摩耗性に優れている。
価格は272万8000円。
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