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お手ごろ価格の“AI PC”、ASUS「Zenbook 14 OLED UX3405MA」は美しさ・軽さ・駆動時間を追及した優れモノだ!

2024年06月24日 11時00分更新

ASUS Zenbook 14 OLED UX340は、画像編集や動画編集といったクリエイティブ用途にも使える!

 今回試したZenbook 14 OLED UX3405MA-U7161Wは、CPUに最新のインテル® Core Ultra 7 プロセッサー 155Hを採用したモデル。AI専用エンジンのインテル® AI Boostが内蔵されていることもあって、AI処理をローカルで高速に行える。

 CPUコアはパフォーマンスを重視した最大4.8GHzのPコアが6つ、電力効率の高い最大3.8GHzのEコアが8つ、より省電力な最大2.5GHzのLP Eコアがふたつという構成になっている。グラフィックスはインテル® Arc グラフィックスで、統合型GPUとしては描画性能が高く、エントリークラスの外付けGPU(ディスクリートGPU)に負けないパフォーマンスを備えている。

 そこで、実際にどのくらいのパフォーマンスがあるのか、いくつかベンチマークテストを実施して性能を測ってみることにした。まず『Cinebench R23』を実施したところ、マルチコアが10993pts、シングルコアが1783ptsとなった。また『Cinebench 2024』ではマルチコアが「432pts」、シングルコアが「101pts」という結果で、従来の薄型ノートよりも着実に進化していることが分かる。

Cinebench R23の結果

Cinebench 2024の結果

 続いて、PCの総合的な性能をチェックするためベンチマークソフト『PCMark 10』を実施してみたところ、次のようになった。

『PCMark 10』スコア
総合スコア 6405
Essentials 10656
Productivity 8723
Digital Content Creation 7673

 快適さの目安は、基本性能を示す「Essentials」が4100以上、ビジネスアプリのパフォーマンスを示す「Productivity」が4500以上、クリエイティブ系ソフトのパフォーマンスを示す「Digital Content Creation」が3450以上だ。Zenbook 14 OLED UX3405MA-U7161Wのスコアはいずれも大きく上回っている。オフィスソフトを使ったビジネス文書作成だけでなく、画像編集や動画編集などのクリエイティブ系の用途にも十分対応できる性能を持っていることが分かる。

PCMark 10では、いずれのスコアも快適さの目安を上回っていた

 次に『3DMark』でグラフィックス性能をチェックしたところ、前世代の内蔵GPUと比較するとスコアが大幅にアップしていることが分かった。エントリー向けのゲーミングPCに搭載されているGPUに匹敵するパフォーマンスで、PCゲームをフルHDで快適に楽しみやすい。人気のバトルロイヤルゲーム『エーペックスレジェンズ』なら、フルHDおよび高品質で115fps以上が期待できるという結果になった。

3DMark「Time Spy」の結果。画面解像度2560×1440ドット(WQHD)を想定し、DirectX 12での3D性能を見るテストだ

3DMark「Fire Strike」は、フルHD(1920×1080ドット)およびDirectX 11向けテストで、高いスコアとなった。画面右側の中央部分を見ると、『エーペックスレジェンズ』の場合、フルHDおよび画質を高品質に設定した状態で115fps以上が期待できることが分かる

3DMark「Night Raid」の結果。CPU内蔵GPUを対象としたDirectX 12ベースのテストで、良好なスコアとなった

『3DMark』スコア
テスト 総合スコア グラフィックススコア
Time Spy 2872 2670
Fire Strike 6285 6994
Night Raid 20685 30624

 Zenbook 14 OLED UX3405MA-U7161Wは、ストレージとしては1TBのNVMe対応M.2 SSDが搭載されている。ストレージのアクセス速度を計測できる『CrystalDiskMark』を実行してみたところ、シーケンシャルリードが5000MB/s超と非常に高速。実際、アプリの起動やファイルの読み込みなども高速で、画像・動画編集でファイルサイズの大きなデータを扱うときもスムーズだった。

『CrystalDiskMark』の結果

動画編集に適したPCを認定する「Davinci Resolve認定PC」も取得

 ここまで挙げてきたベンチマークの結果により、Zenbook 14 OLED UX3405MAが、スマホで撮影した家族や風景、ペットなどの動画を編集したり、簡単なエフェクトをかけたりする程度なら快適に処理できる性能を備えることが分かったはずだ。実際、動画編集に適したPCを認定する「Davinci Resolve認定PC」にも選ばれている。

 Davinci Resolve認定PCプログラムとは、インテルとBlackmagic Design日本法人が共同でプロ仕様の動画編集ソフト『Davinci Resolve』を適切に使用できるかどうかを認定するプログラム。エントリーレベルとアドバンストレベルの2段階が用意されており、エントリーレベルの場合はDavinci ResolveでフルHDのタイムライン解像度、30fpsの動画の一般的な編集がカクツキなしで行えることが基準になっている。今後、同ソフトがインテル® AI Boostに対応すれば、Magic MaskなどのAIツールのパフォーマンスがアップしてより快適に使えることが期待できる。将来性や伸びしろという意味でも、Zenbook 14 OLED UX3405MAは魅力的な製品なのだ。

Zenbook 14 OLED UX3405MAは、薄型軽量でも性能を妥協したくない人に最適な“AI PC”だ

 ASUSのZenbook 14 OLED UX3405MAは、薄型軽量で洗練されたデザインのボディにインテル® Core Ultra プロセッサーやAI専用エンジンのインテル® AI Boost、100%DCI-P3の広色域14型OLEDディスプレーを搭載した、魅力にあふれる“AI PC”だ。

 持ち運びやすさや性能の高さ、優れたデザインだけでなく、バッテリー駆動時間も約20.0時間と長く、出先でバッテリー切れを心配することなく作業に打ち込める。オフィスや外回りの仕事での利用を考えているビジネスパーソンから、学校の授業や課題制作などに使うPCの購入を検討している学生まで、幅広いユーザーにお勧めできる。コスパのよい高性能なノートPCを探している人はぜひチェックしてほしい。

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