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お手ごろ価格の“AI PC”、ASUS「Zenbook 14 OLED UX3405MA」は美しさ・軽さ・駆動時間を追及した優れモノだ!

2024年06月24日 11時00分更新

上質な打鍵感で静かに入力できる「ASUS ErgoSnenseキーボード」

 文書やメールの作成など、文字を入力する機会が多いユーザーにとって気になるのがキーボードやタッチパッドの使い勝手だろう。基本的に交換できないため、タイピングしにくいキーボードや操作しづらいタッチパッドだと使うたびにストレスが溜まっていくことになる。

 Zenbook 14 OLED UX3405MAにはタイピングの快適さを重視して開発された「ASUS ErgoSnenseキーボード」が搭載されている。キーピッチが約19.05mmあり、キーストロークも1.4mmを確保。さらにキートップがわずかに湾曲していて指でキーを押さえやすく、打鍵音も非常に静か。外付けのフルサイズキーボードと同等か、それ以上の入力しやすさを実現している。

タイピングしやすさを重視したASUS ErgoSnenseキーボード

 実際に文書作成などに使ってみたが、キーを押したときに適度なクリック感があってレスポンスもよく、素早くタイピングしても誤入力が起こりにくかった。また強く押し込んだときもキーボード面のたわみが少なく、快適に文字を入力できた。

バックライトが内蔵されており、暗所でもキーの区別がしやすい

 タッチパッドは幅129mm、奥行き74mmの大型サイズで、マウスカーソルを細かく操作しやすい「ASUS ErgoSenseタッチパッド」が採用されている。マルチタッチジェスチャーに対応しており、3本指でスワイプしてアプリを切り替えたり、4本指でスワイプしてデスクトップを切り替えたりできるのが便利だ。

クリックボタン一体型のASUS ErgoSenseタッチパッド。操作スペースが広いためマウスカーソルを細かく動かせる

インターフェースにThunderbolt 4、USB 3.2 Type-Aを採用、さまざまな最新機器の接続もおまかせ

 Zenbook 14 OLED UX3405MAは、薄型ノートPCとしてはインターフェースが比較的充実している点も魅力だ。本体左側面にはUSB 3.2 Type-Aが、右側面にはThunderbolt 4×2、マイクロホン/ヘッドホンコンボ端子、HDMI 2.1出力端子が搭載されている。Type-C形状のThunderbolt 4だけでなくUSB Type-A端子が用意されており、アダプターなどを別途用意しなくてもさまざまな最新の周辺機器が使用できるのはありがたい。

 ちなみにThunderbolt 4は電源端子も兼ねており、電源ケーブルを2基あるどちらにつないでも給電できる。そのときどきの状況に合わせてほかのポートと干渉しにくいほうを選んで使えるのは親切な設計だと感じた。

本体左側面にはUSB 3.2 Type-Aが搭載されている

本体右側面にはThunderbolt 4×2、マイクロホン/ヘッドホンコンボ端子、HDMI 2.1出力端子が搭載されている。Thunderbolt 4はいずれもデータ転送と映像出力、本体への給電をサポートしている

 通信機能はWi-Fi 6Eを搭載しており、同規格に対応したWi-Fiルーターとの組み合わせなら、従来の2.4GHz、5GHzに加え6GHz帯を利用して高速・低遅延でワイヤレス通信することが可能。また電力消費が少なく接続が安定しているBluetooth 5.3も搭載しており、イヤホンやマウス、キーボードなどのワイヤレス機器を接続して利用できる。オンライン会議が一般的になった現代のビジネスシーンにおいて、周囲の環境や状況に合わせて有線・無線のイヤホンやヘッドセットを使い分けられるのは大きなメリットだ。

ほぼ丸1日使える安心のバッテリー駆動時間、49分で約60%まで充電できる急速充電にも対応

 出先でノートPCを使う際に気になるのが、バッテリーの持ち。Zenbook 14 OLED UX3405MAは、75Whという大容量バッテリーを搭載しており、JEITA2.0準拠で約21.0時間、JEITA3.0準拠の測定法でアイドル時に約20.0時間、動画再生時に約11.4時間という長時間駆動を実現している。

 そこで実際に満充電状態から動画を再生してどのくらい持つかを試してみることにした。今回は画面の明るさを50%に、電源プランをバランスに設定し、YouTubeのフルHD動画をフルスクリーンでストリーミング再生して自動的に休止状態に移行するまでの時間を計測した。

 その結果、なんと11時間6分もの再生が可能だった。ちなみに画面の明るさ50%というのは、室内で利用するには十分過ぎるほど明るい。用途によっては、もう少し画面の明るさを落としても実用的に使えるだろう。Wi-Fiで通信しながらこれだけ持つのは非常に心強く、出先で使用する機会が多い人でも安心できるはず。文書作成やメールチェックといったオフィスワーク用途や学習用途なら、ほぼ1日は持つはずだ。

 また、Zenbook 14 OLED UX3405MAにはThunderbolt 4(Type-C)につなげる65W出力のACアダプターが付属しており、49分で約60%まで充電が可能な急速充電に対応している。そこで、実際に充電して確かめてみた。

付属のACアダプター。49分で約60%まで充電が可能な急速充電に対応している。PC本体のThunderbolt 4(Type-C)はUSB PDに対応しているため、サードパーティ製のUSB急速充電器などを使って給電することも可能だ

 その結果、ほぼカタログスペック通り50分で65%程度充電できた。1時間で約80%に到達したあとは過充電を避けるために充電速度がゆるやかになるものの、それでも2時間で充電完了した。これなら、うっかり充電し忘れた場合でも、ちょっとした空き時間を利用して当面必要な容量だけサクッと充電できる。Zenbook 14 OLED UX3405MAなら、バッテリー切れの心配から解放されそうだ。

実際に充電して計測したところ、ほぼカタログスペック通り50分で65%程度充電できた。1時間で約80%に到達したあとは過充電を避けるために充電速度がゆるやかになる。それでも2時間で充電完了した

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