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【今月の自作PCレシピ】10万円で組める! 「DeskMini X600」をベースにしたメインでもサブでも使える極小PC

2024年06月15日 13時00分更新

Noctua「NH-L9a-AM5」で冷却、静音性を強化

 DeskMiniシリーズには、筐体に合わせたロープロファイルのトップフロー型CPUクーラーが付属しているが、そのデザイン、冷却、静音性はいまひとつだ。コスト重視では付属品を使うのもありだが、ここでは「ディスプレー横など、音が気になる場所に設置するので静音性を重視したいです」とのことで、冷却、静音性に定評のあるNoctua「NH-L9a-AM5」を組み合わせている。

付属CPUクーラー。冷却、静音性は高くないが、Ryzen 7 8700Gでも問題なく使える

ロープロファイルCPUクーラーの定番人気モデルとなるNoctua「NH-L9a」シリーズ

AM5専用モデル「NH-L9a-AM5」を組み合わせ。全高は37mmで、TDP95Wまでに対応する

価格が1800円前後アップするが、ブラックカラーの「NH-L9a-AM5 chromax.black」もある

高品質DDR5 SO-DIMMと定番NVMe SSDを選択

 DDR5 SO-DIMMには、パソコンショップ アークが長年扱っている高品質、高信頼な国内メモリーブランドSanMax製だ。なかでも今回組み合わせたのは、アークとSanMaxが共同開発したという黒い基板を採用するオリジナルメモリー「Black PCB Edition」になる。

 DRAMチップに、SK hynix製DDR5-5600 16Gbit Aダイを採用しているのも特徴で、オーバークロックも期待できる。あくまでも自己責任になるが、上手くオーバークロックできればiGPUのパフォーマンスをさらに引き出せる。

SanMax DDR5-5600 16GB SO-DIMM×2の「SMD5-S32G88H-56BB-D」だ

黒い基板を採用した「Black PCB Edition」。SK hynix製DRAMチップを採用し、オーバークロックも期待できる

 Socket AM4向けの旧モデル「DeskMini X300」では、PCIe 3.0×4までの対応だったが、「DeskMini X600」ではPCIe 5.0/4.0×4をサポート(PCIe5.0×4はRyzen 7000シリーズ搭載時のみ)する。

 そこでSSDは、PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD最速クラスのシーケンシャルリード7300MB/秒、同ライト6400MB/秒を発揮するKIOXIA「EXCERIA PRO」シリーズの容量1TBを選択している。

 なお、DeskMiniシリーズは、M.2ヒートシンクを備えていないが、トップフローCPUクーラーからのエアフローで冷やせるのでM.2ヒートシンクがなくても問題ない。

手ごろな価格で高パフォーマンスを発揮するとあって、低コスト自作の定番となっているKIOXIA「EXCERIA PRO」シリーズ

容量1TBの「SSD-CK1.0N4P/N」だ

【取材協力】

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