第104回
【今月の自作PCレシピ】10万円で組める! 「DeskMini X600」をベースにしたメインでもサブでも使える極小PC
Noctua「NH-L9a-AM5」で冷却、静音性を強化
DeskMiniシリーズには、筐体に合わせたロープロファイルのトップフロー型CPUクーラーが付属しているが、そのデザイン、冷却、静音性はいまひとつだ。コスト重視では付属品を使うのもありだが、ここでは「ディスプレー横など、音が気になる場所に設置するので静音性を重視したいです」とのことで、冷却、静音性に定評のあるNoctua「NH-L9a-AM5」を組み合わせている。
高品質DDR5 SO-DIMMと定番NVMe SSDを選択
DDR5 SO-DIMMには、パソコンショップ アークが長年扱っている高品質、高信頼な国内メモリーブランドSanMax製だ。なかでも今回組み合わせたのは、アークとSanMaxが共同開発したという黒い基板を採用するオリジナルメモリー「Black PCB Edition」になる。
DRAMチップに、SK hynix製DDR5-5600 16Gbit Aダイを採用しているのも特徴で、オーバークロックも期待できる。あくまでも自己責任になるが、上手くオーバークロックできればiGPUのパフォーマンスをさらに引き出せる。
Socket AM4向けの旧モデル「DeskMini X300」では、PCIe 3.0×4までの対応だったが、「DeskMini X600」ではPCIe 5.0/4.0×4をサポート(PCIe5.0×4はRyzen 7000シリーズ搭載時のみ)する。
そこでSSDは、PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD最速クラスのシーケンシャルリード7300MB/秒、同ライト6400MB/秒を発揮するKIOXIA「EXCERIA PRO」シリーズの容量1TBを選択している。
なお、DeskMiniシリーズは、M.2ヒートシンクを備えていないが、トップフローCPUクーラーからのエアフローで冷やせるのでM.2ヒートシンクがなくても問題ない。
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