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【今月の自作PCレシピ】10万円で組める! 「DeskMini X600」をベースにしたメインでもサブでも使える極小PC

2024年06月15日 13時00分更新

高効率なZen 4cコアを採用する
「Ryzen 5 8500G」を組み合わせ

 「DeskMini X600」に組み合わせたCPUは、AMD最新APU Ryzen 8000Gの廉価モデルとなる「Ryzen 5 8500G」だ。

Ryzen 8000Gシリーズの廉価モデルとなるRyzen 5 8500G

 モバイル向けCPUと同じく、Zen 4コアと低消費電力動作に最適化されたZen 4cコアを組み合わせたモデルになる。6コア/12スレッド、iGPUに「Radeon 740M」を内蔵し、2万4780円と手ごろな価格になっている。

 なお、高パフォーマンスがいい人は、AI処理用のNPU「Ryzen AI」を搭載し、内蔵するPCIe 4.0のレーン数も多いRyzen 5 8600Gに変更しよう。その際は9190円プラスするだけでオッケーだ。

CPU-ZによるRyzen 5 8500Gのステータス

Zen 4+Zen 4cの6コア/12スレッドで動作。動作クロックは、2基のZen 4コアが最大5GHz、4基のZen 4Cコアは最大3.7GHzだ

iGPUはコア数が4基となるRadeon 740Mだ。Ryzen 5 8600Gが8基、Ryzen 7 8700Gが12基なので、3D性能はそれなりになる

 計測を行なった環境は異なるが、Ryzen 5 8500Gで実行した「CINEBENCH R23」のスコアは、マルチコアで10780だった。上位のRyzen 5 8600Gは13361だったので、2割ほどダウンしている。

「CINEBENCH R23」のスコア

 さらにiGPUのパフォーマンスを「レインボーシックス シージ」(フルHD解像度、画質 低)で見てみると、フレームレートは十分プレイできる平均90fps、最小71fpsとなっている。ただ、Ryzen 5 8600GのiGPU「Radeon 760M」だと130fps台にまで伸びるので、フルHD・低画質とは言え、ライトゲームをがっつりプレイするなら、Ryzen 5 8600Gまたは、Ryzen 7 8700Gを組み合わせたい。

「レインボーシックス シージ」(フルHD解像度、画質 低)の結果。Ryzen 5 8500GのRadeon 740Mも、息抜きにゲームを楽しむなら十分だ

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