アソビズムが2024年第3四半期に配信予定のシミュレーションゲーム『ShapeHero Factory(シェイプヒーローファクトリー)』。
現在開催しているゲームの祭典「Steam NEXTフェス」で本作の体験版を遊べたので、そのレビューをお届けしよう。期間は、2024年6月11日~6月18日(日本時間)まで。
・Steamストアページ:
https://store.steampowered.com/app/2389040/ShapeHero_Factory/
●図形を組み合わせてヒーローを生み出せ!
本作は公式の説明によると、「工場、ローグライト、タワーディフェンスを融合したゲーム」とのこと。いまいち要素が多くてピンと来ないかもしれないが安心してほしい、ルールは意外とシンプルでわかりやすかった。
ゲームの基本的な目的は、○△□といった図形を供給元からベルトコンベアで運んで組み合わせて「ヒーロー」を生み出し、災厄と戦うことだ。
上記の画像では、上のリンゴからベルトコンベアを伸ばして「○」を運び、右のジョウロから「△」を運ぶ。それを中央に設置した「キャンバス」で合成して、すべてのヒーローの基本となる「ヒト」を誕生させているという状況だ。
そしてWAVEごとにタイムリミットがあり、時間が過ぎると災厄とのバトル画面へ移る。ここで、生産して送り込んだ「ヒト」が黒い災厄と戦ってくれるというわけだ。画面の端から生まれる黒い厄災が中央の「ゲート」に到達するとダメージを受け、HPがゼロになるとゲームオーバーとなる。
戦いが終わると、侵攻ルート選択画面になる。どのルートを通ってボスへ向かうのかを考えるのが、とても楽しい。
1回挑戦が終わるとロビー画面に戻り、次の戦いへの準備ができる。ゲーム終了時に獲得できるポイントを使って、恒常的な強化が可能だ。プレイすればするほど次のプレイが有利になる。
また、体験版では未実装だが「マスター選択」という部分で別のマスターを選ぶと、生産できるヒーローの種類が変わるそうなので、戦略をマスターごとに考える必要があるだろう。
●すごくおもしろかったのでもう1回チャレンジ!
ボスに負けたのが悔しいのと、「次はもっとうまくやれる」という謎の自信に突き動かされリトライしてきた。
やってる間は制限時間に追われて気付けないのだが、冷静に見直すと「ここはこうした方がスマートだな~」という箇所がいくつも見えてくる。
例えば上の画像では、画面上部の「○」のベルトコンベアは2つのレーンを合流させてから分配してるのが無駄だし、画面右側の「ウマ」を作るための部分はなぜか「△」のカット図形が流れておらず詰まってるのがわかる。
「次はこうしよう。」そう考えられたら、もうこのゲームにハマる素養は十分だ。毎回異なる展開が待っており、少しずつだが成長も感じられる。中毒性の塊かよ! ちなみにこの回、ボスは撃破できた。
なるほど、プレイしてみると公式の説明である「工場、ローグライト、タワーディフェンスを融合したゲーム」の意味がよくわかる。
工場ビルドというゲームジャンルは、ぶっちゃけ一番最初が最も楽しい。後半になるにつれて最初に作った部分のあらに気付き、作り直して整形して……というのは楽しくもあるがやや面倒でもある。
それが本作では1ゲームごとに初めからになるので、お手軽に工場ビルドをやり直せる。前周の経験を活かし、さらに効率よくシステムを組み上げていける。
しかもローグライク要素(道中手に入るヒーローレシピなど)でランダム性もあるので、何度でもやりたくなる。タワーディフェンス部分もヒーローごとに性能が異なるので、工場ビルドでどのヒーローを重点的に生産するかが考えどころだ。
見た目も可愛い「ミニオン」という妖精さんに手伝ってもらう感じなので、ゴリゴリのスチームパンクな工場ビルドゲームよりは万人に受けるビジュアルだと思う。実況配信にも向いているのではないだろうか。
製品版がリリースされたら、ぜひこの先も遊んでみたいと思う、そんな体験版だった。まだSteam NEXTフェスは開催中なので、この機会に本体験版を触ってみてはいかがだろうか。
【ゲーム情報】
タイトル:ShapeHero Factory(シェイプヒーロー ファクトリー)
ジャンル:シミュレーション
配信:アソビズム
プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:2024年 第3四半期予定
価格:未定
プレイ人数:1人
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