大荷物なら別のマッチングサービスアプリで
預かってくれるホテルや施設を探すのもあり
BlaBlaCarを使う際にはもうひとつ注意点があって、大きなスーツケースなどの荷物は別料金だったりNGなケースもあること。筆者は2週間ほどの取材旅行で訪れているため、大きめのスーツケースを携行していました。
セビリア空港にはコインロッカーや手荷物の一時預かりといった施設がありません。そこで活用したのが「Radical Storage」というサービス。
Radical Storageはレストランや売店、ホテルといった"荷物を預かってくれる施設をマッチング"してくれるというもの。世界各地でサービスを提供しており、実は日本でも利用可能です。
アカウントを登録し、セビリア(seville)で検索してみると、いくつかの施設がピックアップされました。ここで注意して見ておきたいのが、荷物預け先の対応可能時間です。24時間営業の施設は少なく、レストランや売店などは営業時間に対応するかたちとなっています。さらにスペインはシエスタ(昼休憩)の習慣があり、13時〜16時あたりは対応できない施設が多くあります。
筆者はBlaBlaCarの乗降場所や時間も考慮して、対応時間が長い市内のホテルをチョイスしました。あとは預ける時間帯を指定して、アプリから申し込めばオーケー。QRコードが発行されるので、当日は荷物をもって施設に行き、QRコードを係の人にスキャンしてもらって荷物を預けます。
ピックアップ時もQRコードをスキャンしてもらうだけ。支払いは登録したクレジットカードからなので、現金も必要ありません。ちなみに今回は正確な時間が読めなかったので、まる2日間預かってもらうコースにしました。料金は14.75ユーロ(約2400円)です。もちろん、細かく時間を指定して短くしたほうが、もうちょっと安くなります。
ブラブラカーでの移動は約1時間半
バスよりも断然安あがりです
というわけで、身軽になってからBlaBlaCarへ乗車。往復共にドライバーと自分以外に2名乗車した状態(合計4名)で移動。同乗者はスペイン語話者だったので、車内で少し会話をしていましたが、特にこれといった会話も必要なく、スームーズに目的地まで移動できました。
移動時間は、ハイウェイも使って1時間半ほど。料金は往復共に6ポンド前後(約1200円)でした。もちろんタクシーより断然安いですし(1km/1ユーロ強と想定しても、タクシーなら100ユーロはかかりそうな距離)、事前に調べていたバスは8.86ユーロ(約1500円)なので、バスよりも安く移動できた計算です。円安のご時世に、これはありがたい。
2つのマッチングサービスを活用して、なんとかアラセナまでたどり着き、目的の店、ホセ・ビセンテへ到着しました。
(次ページ:あの「最高の豚肉」が食べられる!)
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