パイオニアは5月16日、ドコモLTEデータ通信に対応する車載用Wi-Fiルーターの新モデル「DCT-WR200D」を発表した。実売価格は2万5000円前後の見込みで、9月に発売する予定。
本機は、車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応し、通信量を気にすることなくオンラインの動画や音楽、ゲームなどを利用できる。スマホやタブレット、ゲーム機器、ストリーミングメディアプレイヤーなど最大5台まで同時に接続可能。車載専用のWi-Fiルーターとなり、走行中と一定時間の停車中のみWi-Fiサービスを利用できる。
また、オンライン機能を搭載したパイオニア製の車載機器や映像入力端子を搭載した車載機器とリアモニターをHDMIで接続すれば、後部座席を含む車内の全席で高画質な映像コンテンツを視聴できる。
今回のモデルチェンジでは、停車時のWi-Fiスポット利用時間が、走行後最大60分間から最大2時間まで拡大。前モデル(DCT-WR100D)も、OTAによるソフトウェアアップデートで最大2時間の利用が可能になる(秋頃アップデート予定)。
車のシガーソケットやUSBポートに接続することで取り付けが可能。コンパクトな本体で縦置き/横置きに対応。USBポートが2系統(USB Type-A)のUSBシガーチャージャーを採用し、スマホも同時に給電できる。サイズは幅91.5×高さ16×奥行き47.1mm、重量は60g(USBシガーチャージャー、USBケーブルなどを除く)。
docomo in Car Connectは、NTTドコモとNTTコミュニケーションズが連携して提供する車内向け通信サービス。ドコモ回線に契約していなくても、dアカウントに登録することで利用が可能だ。NTTドコモのLTE通信を用途に合わせた3つの利用プラン(1日550円、30日1650円、365日1万3200円)が用意されている。
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