柔らかくて加工しやすく、コスト面や入手性でも優れていることから、工作では木材やプラスチック類を使いがち。しかし、強度の面では金属のほうが高く、全部は無理でも、せめて一部だけでも金属を使いたい、と思うシーンは多々あります。
とくに、直角に曲げた金属板の強度は高く、ケースに使えば曲げや捻じれ、押しつぶしに強くなります。また、フレーム部分だけでも金属板が使えれば、全体の剛性を高めやすいでしょう。
とはいえ、加工のハードルは高め。比較的加工しやすいアルミの薄板でも、手で曲げようとすればどうしても角が出ず、歪な形になってしまいます。万力(バイス)で挟んでハンマーで叩けば多少はマシになりますが、叩き跡が残る、波打ってしまうなど、見た目が犠牲になりがちです。
とくに、小さな部品を金属板で作ろうとすると、それなりの加工精度が必要となり、歪みが無視できません。
そんな比較的小さい金属板の曲げ加工をするのに便利な工具が、私が愛用するエンジニアの「TV-40 ポケットベンダー」(実売価格3750円)です。
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