ホテルニューグランドの魅力満載！「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」オープンしました！
ご無沙汰しております。ホテルニューグランド広報の横山です。
連載なのに、なんと2年も空いてしまい、月日の過ぎる速さにとても驚いています。ホテルニューグランドの97年の歴史の中では2年というのは割と短いと思いますので、間が空いてしまったことはまぁ気にせず、本日も綴らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします！
5月ですね。初夏らしい強い陽射しの日が多くなり、ホテル目の前の銀杏並木の新緑が青空に映える季節です。新入社員のまぶしい朝の挨拶を受けながら、横浜はやはり青空と笑顔が似合うな、そんなことを考えながら、今日も出勤です。
2024年4月29日（祝・月）、ホテルニューグランド史上はじめての、ホテルが直営する物販ショップ「S.Weil（エスワイル） by HOTEL NEW GRAND」がオープンいたしました。場所はホテル裏手に1ブロック中華街側に約1分歩いていただいた、マンション「グランドメゾン山下公園」の1階です。
ホテルニューグランド初の直営ショップ「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」
ホテルニューグランドではここ数年、外販商品の充実に力を入れてまいりました。2019年にはホテルで提供するパンを全て自社製にするためにベーカリー工房を新設。2020年にはホテルの焼き菓子やレトルト商品などを販売するオンラインショップをオープン。コロナ禍に入ると、なかなか旅行に行けない…、外出もできない…、そんなお客様が多くいらっしゃることから、ホテルの味をそのままご家庭でお楽しみいただけるようにと、冷凍食品シリーズの開発に力を注ぎ商品化。この数年でアイテム数が急速に拡大しておりました。現在の売り上げは、なんと年間1億を超えております。それなのに、増えていくホテルブランドの商品の数々を店頭でまとめて販売するショップがなく…ここ数年はショップ展開を模索していた状態でした。
2022年夏頃、ホテルの直営ショップをオープンする準備がスタートいたしました。
きっかけは、ホテルのすぐそばに新しく建設されたマンション「グランドメゾン山下公園」です。このマンションの1階がショップになることが決まったのです。
“どのようなショップにすべきか”この構想は約2年に渡り続きました。横浜でただ1つのクラシックホテルであるホテルニューグランドの歴史や格式、繋いでいる伝統の味、それらのさまざまな魅力を詰め込むには、どのようにすればよいのか。
準備チームには、株式会社CLOCK様にご参加いただき、コンセプトメイキングやロゴ・パッケージデザイン、商品開発や内装デザインなどを依頼、調理部、営業企画部、施設部など、ホテルのさまざまな部署のスタッフが関わることで、イメージはどんどんと形として作られていきました。
ストーリーがある魅力的なシグネチャーメニュー、お洒落な制服やロゴやパッケージの数々、ホテルニューグランドのクラシックな魅力とモダンなデザインが見事にマッチした店舗の内装など、わたしは広報であることを忘れ、ワクワクする気持ちでオープンを心待ちしておりました。早くオープンしてたくさんのお客様にこの素敵なショップを楽しんでいただきたい！そんな想いでいっぱいでした。
工事中の「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」の様子
店内中央のカウンターは歴史的建造物である本館の大階段をイメージ、こだわりの焼きタイルは、愛知県の常滑焼をオーダー、1枚1枚職人の方が色や風合い、手触りまでこだわり抜いた仕上がりになっています。床の大理石はホテル開業時の本館1階が白と黒のタイル張りであったことから、その雰囲気をイメージしてモノトーンのイタリア製大理石をモダンに仕上げていただきました。店内はコンセプトである“やわらかな正統派”をイメージし、本物の素材を使用した素晴らしい店内となっております。
ホテルニューグランドの象徴である本館大階段をイメージしたカウンターの手焼きのタイルは必見です
オープン前、広報としてチームに参加するわたしの役割は、この魅力をメディアの皆様にしっかりとお伝えをし、記事にしていただくことです。報道関係の皆様に向け新店舗オープンをPRするため、オープンを告知するプレスリリースを2024年2月に配信し、その後、続報としてオープン1カ月前の4月に、主力となる商品を紹介する第二弾のプレスリリースを配信しました。そして、オープン3日前の4月26日（金）には、メディアの方々を招いてのプレス内覧会を開催し、新店舗のご案内をしました。内覧会にお越しくださったメディアの方々がたくさん記事を書いてくださったので、このコラムをお読みになってくださっている方も、その記事をご覧いただいているかもしれませんね。
プレス向けの内覧会では、多くの記者・ライター様にご紹介をさせていただきました
そしていよいよオープン当日4月29日（月・祝）。晴れ渡る青空を味方につけ、準備万端でオープンいたしました。オープン前から大勢のお客様にお並びいただき、その列はオープンから3時間続き、嬉しい悲鳴とはこういうことなのだな、と実感しました。楽しみにしてくださっていたご近所の方や、常連のお客様のほか、オープンを知って県外からお越しくださる方もいらっしゃり、よきスタートが出来たことは本当によかったです。昼過ぎには、シグネチャーメニューである「モカルーロ」や人気のホテルメイドパンは完売となり、はじめて店頭で販売することになった冷凍食品シリーズや焼き菓子など多くの方がご購入くださり、店内は1日中大変賑わっておりました。
晴天に恵まれ、多くのお客様にお越しいただき、よき初日を迎えることが出来ました！
さて、ここで「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」のおすすめ商品を紹介させていただきますね。
まずは「S.Weil ブランド」のシグネチャーメニュー「モカルーロ」です！
こちらのメニュー、初代総料理長サリー・ワイルの弟子である大谷長吉氏が営んでいた洋菓子店の名店「エスワイル」の人気メニュー「ルーローモカ」のレシピを引き継いだ新商品です。ワイルが大のコーヒー好きであったことから、「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」ではオリジナルブレンドコーヒー「ザ・コーヒー」を商品化、「モカルーロ」には、そのコーヒーを生地とクリームに使用しているのです。香り高い味わいとバタークリームのほのかな塩味、美しく巻かれた渦状の断面は、惚れ惚れするほどの出来栄えです。クセになるその美味しさに手が止まらず、試食の際に食べ過ぎてしまったおすすめの逸品です。高級感のある素敵なボックスに入っていますので、大切な方へのお土産にもおすすめですよ。ちなみに「モカルーロ」の“ルーロ”はフランス語で“巻き”の意味です。
店舗に入ってすぐの目の前のショーケースに美しくディスプレイされた「モカルーロ」（￥3,456）
タイミングが合えば、店頭でパティシエによる巻きの作業を見ることができますよ
そして、もうひとつ。「ホテルニューグランドブランド」の新商品としておすすめしたいのが「ナポパン プレミアム」です！
ふっくら柔らかい食感のバンズパンにトマトの風味豊かなたっぷりのソースが絡んだ「スパゲッティ ナポリタン」を贅沢にサンドした総菜パンです。今まで山下公園などのイベントにて、スポットで販売をしていた「ナポパン」をバージョンアップ、プレミアムはより一層贅沢な仕上がりになっております。「ナポパン」は人気の冷凍シリーズのナポリタンをサンドしているのですが、大きさや形状、ボリュームがアップしたのはもちろんのこと、サンドしている「スパゲッティ ナポリタン」は、ホテルの厨房で当日作られたものをサンドし、すぐに店頭に並べているので、美味しさや香りが格別で、ほおばるとトマトの風味が口いっぱいに広がります。これをもって山下公園にピクニックへ行く休日、なんていかがでしょうか。
人気の「ナポパン」（￥756）がバージョンアップした新商品「ナポパン プレミアム」（￥972）
当日ホテルの厨房で作った「スパゲッティ ナポリタン」をたっぷりサンドしています。
ほかにも、オリジナルブレンドのコーヒー豆「ザ・コーヒー」（テイクアウトもあります）や、今までオンラインショップでセットでしか購入できなかった冷凍食品シリーズが単品で購入できること、S.Weil ブランドの新商品の焼き菓子や人気のレトルトシリーズなどなど…たくさんの商品が店内に並べられています。
誰かに贈りたくなる、自分でも欲しい、そんな魅力的な商品がたくさんあり、もっとご紹介したいところですが、長くなってきましたので今回は2品とさせていただきますね。
皆様のイメージの中でホテルニューグランドは、「老舗」とか、「格式」とか、お堅いイメージが先行してしまう方も多くいらっしゃるかと思います。そのように感じている方こそ、ホテルにぜひお越しいただき、時を刻んできた美しい本館の空間やスタッフのあたたかなおもてなし、歴代のシェフたちが大切に受け継ぐ美味しいお食事を実際に体験していただきたい、と思っています。
今回新たにオープンした「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」は、ホテルの伝統を大切に継承しながら、気軽に立ち寄れる雰囲気となっております。横浜散策の際にふらっとお立ち寄りいただき、お気に入りを見つけて買って帰る、そんなショップを目指しておりますので、ぜひ一度足を運んでいただけると嬉しいです。
こうやってコラムを書かせていただいて思うのですが、わたしにとってのホテル広報の仕事とは、「ホテルのファン」を増やすことなのだな、と思います。今、「推し活」をされている方も多いかと思いますが、それで言うと、ホテルニューグランドをご自身の「推しホテル」としてくださるようなお客様がたくさんいてほしい、それがわたくしの理想です。誰かにおすすめしてみたくなる、ふと行きたくなる、自分にとって大切な人と過ごすのが、ここホテルニューグランドである。そんな“ホテルニューグランドファン”をたくさん作ること、そのために、今日も元気に広報のお仕事をがんばります。
そして、皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。
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文／横山
プロフィール
2児のママ。横浜在住39年のはまっこ。大きな良く通る声とポジティブ精神を武器に、ホテルニューグランドの広報として魅力発信に努める。“人生すべては何かのご縁”がモットー。
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