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35ミリ換算で20mmの画角で25cmまで寄れます

ハッセルブラッドが大口径超広角レンズ「XCD 2,5/25V」を発表

2024年05月08日 01時00分更新


 ハッセルブラッドは5月7日、Xシリーズ用の新レンズ「XCD 2,5/25V」を発表した。Xシリーズは中判撮像素子を搭載したミラーレスカメラで、「XCD 2,5/25V」の焦点距離は25mmで画角は35mmフルサイズ換算では20mmとなり、開放F値は2.5で、大口径の超広角レンズである。

 価格は海外では3699米ドル、4199ユーロで、日本ではヨドバシカメラで58万3000円(13%=75790ポイント還元)で、実質50万7210円となり、すでに購入可能となっている。

「XCD 2,5/25V」
換算20mmの大口径超広角レンズ

 VCDの新世代レンズは、これまで、90mm F2.5(換算71mm)、55mm F2.5(換算43mm)、38mm F2.5(換算30mm)、28mm F4(換算22mm)だったので、最広角となる。

 4枚の非球面レンズと3枚のEDレンズを含む10群13枚のレンズ構成を採用し、1億画素センサーの高解像度要件を満たす。

 最短焦点距離は25 cmで、最大倍率は1:5:8となり、料理や花などの被写体の表現力を高め、大口径によりクローズアップを強調した写真が撮影できる。

 フォーカスリングをプッシュ/プルするだけで、AFモードとMFモードを切り替え可能。MFモードでは、レンズに記載された目盛りによって、焦点距離や被写界深度を確認し、フォーカスコントロールすることができる。カメラの拡張機能として、絞り、シャッター速度、ISO、露出補正などの機能をコントロールリング上でカスタマイズ可能だ。

 「XCD 2,5/25V」は、リニアステッピングモーターと、小型軽量なフォーカスレンズ群を搭載し、PDAF対応のハッセルブラッドXまたはVシステムカメラとの組み合わせにより、迅速で応答性の高いフォーカス体験を実現する。

 レンズ内蔵の大口径のリーフシャッターは、最大1/4000秒のシャッター速度が可能。グローバルシャッターとフラッシュ同調の両方がすべての速度で可能となっている。

焦点距離:25mm(換算20mm)
絞り範囲:F2.5~F32
画角:対角95度、水平82度、垂直66度
直径:75mm
全長:105mm
重量:592g
フィルター径:72mm
最短撮影距離:25cm
最大倍率:1:5.8
最短撮影範囲:26×19cm
レンズ構成:10群13枚(非球面×4、ED×3)

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