Lepton Hydro WSZ790をレビュー
14900K&RTX 4080 SUPERのデュアル水冷ワークステーションはNoctuaファン×6で静音性も死角なし
4月4日、サイコムの新BTOパソコン「Lepton Hydro」シリーズの販売が始まった。同社の代名詞とも言える「G-Master Hydro」シリーズと同様、CPUとGPUを独自に水冷化している「デュアル水冷」仕様のワークステーションだ。ゲームやクリエイティブ用途はもちろん、AI開発のような高負荷なワークロードを得意とする。
また、ファンは静音駆動で定評があるNoctua製で統一。そういう意味では、同社の超静音PC「Silent-Master」シリーズのコンセプトも混ざったハイブリッドな新シリーズと言える。そんなLepton Hydroシリーズは3モデルあるが、本稿ではインテルCoreプロセッサー(第14世代)に対応する「Lepton Hydro WSZ790」をレビューする。
デュアル水冷&静音ファンのワークステーション
CPUクーラーはAsetek製の簡易水冷クーラー「624S-M2」に、Noctua製の静音ファン「NF-F12 PWM」(120mm)を2基搭載。ビデオカードは「GeForce RTX 4080 SUPER」に、Asetek製の簡易水冷クーラー「Hybrid GFX 240 LCS」と、Noctua製の静音ファン「NF-A12x25 ULN」を2基装着している。
この強力な独自のデュアル水冷構成で、CPUとGPUをしっかり冷却しながら、高負荷時の静音化も見込める。ワークステーションらしいタフな用途では、特に恩恵を受けやすい構成だろう。また、近年のトレンドであるAI開発にも活用しやすいよう、Ubuntu OSでの動作検証を実施している点も本シリーズのユニークな特徴となる。
Lepton Hydro WSZ790 | ||
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標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
CPU | インテル「Core i7-14700K」 (20コア/28スレッド、最大5.6GHz) |
インテル「Core i9-14900K」 (24コア/32スレッド、最大6GHz) |
CPU クーラー |
Asetek「624S-M2」(簡易水冷、240mmラジエーター)+Noctua「NF-F12 PWM」(120mmファン)×2<サイコムオリジナル水冷仕様> | |
マザー ボード |
ASRock「Z790 Steel Legend WiFi」(インテルZ790、ATX) | |
メモリー | 32GB×2、DDR5-4800<メジャーチップ・JEDEC準拠品> | |
ストレージ | Crucial「T500 CT1000T500SSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) | |
ビデオ カード |
NVIDIA「GeForce RTX 4080 SUPER」(16GB GDDR6X)+Asetek「Hybrid GFX 240 LCS」(簡易水冷、240mmラジェーター)+Noctua「NF-A12x25 ULN」(120mmファン)×2<サイコムオリジナル水冷仕様> | |
電源 ユニット |
Antec「NeoECO Gold NE850G M」(850W、80 PLUS GOLD) | |
PCケース | Antec「P20CE」(E-ATX、ミドルタワー) | |
PCケース ファン |
前面:Noctua「NF-A12x25 LS-PWM」(120mm)、背面:Noctua「NF-A12x25 PWM」(120mm) | |
騒音・振動吸収シート | なし | 騒音・振動吸収シート貼付 |
OS | Microsoft 「Windows 11 Pro 64bit」 |
Microsoft 「Windows 11 Home 64bit」 |
直販価格 | 50万2670円~ | 53万6500円~ |
なお、標準構成のOSはWindows 11 Proだが、今回の試用機材はWindows 11 Homeがインストールされていた。大きくレビュー内容が変わることはないが、ご留意いただきたい。
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