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ビジネスバッグに入るサイズ感、持ち運べる重量感

実用性能が1グレード高いのに価格はスタンダードなノートPCをレビュー「Modern 15 H C13M」シリーズ

2024年05月10日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 液晶ディスプレイはパネルサイズが15.6型、解像度が1920×1080ドット(フルHD)、もちろんノングレアでリフレッシュレートは60Hzといったスタンダードスペックだ。輝度やコントラストについてもスタンダードで、長時間ディスプレイを見ていても疲れにくい仕様。上下左右の視野角も広い。そして、180°開けるディスプレイもビジネスノートPCらしいスペックだ。

15.6型でフルHD、ノングレアというビジネスノートPCのスタンダードスペック

かなり浅い角度から見た時にわずかに暗く感じる程度でビジネスには十分の視野角

逆サイドからも

液晶パネルは180°まで倒してフラットにすることも可能。広い視野角が、グループで資料を見るようなシーンで活躍する

F12キーがFnキー併用時、画面の回転機能に割り当てられている

 ビジネスノートPCでは内蔵Webカメラでオンライン会議をする機会もあるが、一方でWebカメラのセキュリティも気にしなければならない。本製品はプライバシーシャッターを備えているので、つまみをスライドさせることでカメラにフタをすることができる。

プライバシーシャッター付きの92万画素Webカメラ

つまみを左に移動すると横が赤マークになりレンズ部分が覆われる

 オンライン会議と言えばサウンドも重要。本製品はビジネスモデルながらHi-Res対応の高音質サウンドを搭載している。Realtek製オーディオチップを採用しており、ユーティリティからサウンドエフェクトを選べば、「スピーカーノイズ除去(音声通話)」といった機能もあるので活用したい。

スピーカーはノイズ除去機能も利用できる

 キーボードは日本語配列で、帳票入力などで便利な10キーも備えている。LEDバックライトもあり、長距離フライト中のように照明を落とした中でもキーボードの判別が可能だ。タッチパッドも120×75mm程度の比較的面積の広いものを採用しているので、操作がしやすい。

最左列や右Shift、Enterなどにやや窮屈感があるが、キー数も充実したキーボード

バックライトはホワイトLED

タッチパッドもまずまずの面積

ビジネスでCore i7。Officeも付いて15万円弱の良コスパ

 内部スペックは、「Modern-15-H-C13M-4374JP」を中心に説明しよう。Modern 15 H C13Mは国内で6モデル展開されているが、Modern-15-H-C13M-4374JPは中間的なスペック。たとえばCPUはCore i7-13620Hを採用している。上位を見ればCore i9-13900H搭載モデル、エントリーにはCore i5-13420Hを搭載するモデルもある。

Core i7-13620Hは高性能コア6基、高効率コア4基で10コア16スレッド対応。ターボブースト時の最大クロックは4.9GHz、最小35W、ベース45W、最大115Wといった仕様だ

 メモリは16GB。本体仕様としてはDDR4 SODIMMスロット2基を備えており、最大で64GBまで拡張できる。ストレージは512GB。M.2 NVMe SSDを採用しているので高速だ。メモリも合わせ、Modern-15-H-C13M-4374JPはCPU以外のスペックについてはModern 15 H C13Mの中でも最小構成で従来のビジネススタンダードに近い。SSDが512GBだが、普段扱うデータサイズが小さい方、クラウドを活用するビジネスには対応可能だろう。一方、ローカルで扱うデータサイズが大きい場合は、標準で32GBのメモリ、1TBのSSDを採用するモデルが用意されているのでそちらを検討したい。

メインメモリは16GB(8GB×2枚)

NVMe対応のM.2 SSDでModern-15-H-C13M-4374JPは512GB

5GB/s弱のシーケンシャルリードに3.5GB/sのシーケンシャルライト。メインストリーム級の転送速度だ

 グラフィックス機能はCPU内蔵のものを利用する。Modern-15-H-C13M-4374JPはIntel UHD Graphics。Core i9搭載モデルはここがひとつ上のIntel Iris Xe Graphicsとなる。

CPUに統合されたIntel UHD Graphics機能を利用

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