ビジネスバッグに入るサイズ感、持ち運べる重量感
実用性能が1グレード高いのに価格はスタンダードなノートPCをレビュー「Modern 15 H C13M」シリーズ
液晶ディスプレイはパネルサイズが15.6型、解像度が1920×1080ドット(フルHD)、もちろんノングレアでリフレッシュレートは60Hzといったスタンダードスペックだ。輝度やコントラストについてもスタンダードで、長時間ディスプレイを見ていても疲れにくい仕様。上下左右の視野角も広い。そして、180°開けるディスプレイもビジネスノートPCらしいスペックだ。
ビジネスノートPCでは内蔵Webカメラでオンライン会議をする機会もあるが、一方でWebカメラのセキュリティも気にしなければならない。本製品はプライバシーシャッターを備えているので、つまみをスライドさせることでカメラにフタをすることができる。
オンライン会議と言えばサウンドも重要。本製品はビジネスモデルながらHi-Res対応の高音質サウンドを搭載している。Realtek製オーディオチップを採用しており、ユーティリティからサウンドエフェクトを選べば、「スピーカーノイズ除去(音声通話)」といった機能もあるので活用したい。
キーボードは日本語配列で、帳票入力などで便利な10キーも備えている。LEDバックライトもあり、長距離フライト中のように照明を落とした中でもキーボードの判別が可能だ。タッチパッドも120×75mm程度の比較的面積の広いものを採用しているので、操作がしやすい。
ビジネスでCore i7。Officeも付いて15万円弱の良コスパ
内部スペックは、「Modern-15-H-C13M-4374JP」を中心に説明しよう。Modern 15 H C13Mは国内で6モデル展開されているが、Modern-15-H-C13M-4374JPは中間的なスペック。たとえばCPUはCore i7-13620Hを採用している。上位を見ればCore i9-13900H搭載モデル、エントリーにはCore i5-13420Hを搭載するモデルもある。
メモリは16GB。本体仕様としてはDDR4 SODIMMスロット2基を備えており、最大で64GBまで拡張できる。ストレージは512GB。M.2 NVMe SSDを採用しているので高速だ。メモリも合わせ、Modern-15-H-C13M-4374JPはCPU以外のスペックについてはModern 15 H C13Mの中でも最小構成で従来のビジネススタンダードに近い。SSDが512GBだが、普段扱うデータサイズが小さい方、クラウドを活用するビジネスには対応可能だろう。一方、ローカルで扱うデータサイズが大きい場合は、標準で32GBのメモリ、1TBのSSDを採用するモデルが用意されているのでそちらを検討したい。
グラフィックス機能はCPU内蔵のものを利用する。Modern-15-H-C13M-4374JPはIntel UHD Graphics。Core i9搭載モデルはここがひとつ上のIntel Iris Xe Graphicsとなる。
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