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山根博士のグロスマレビュー

ゲーミングスマホの領域を超えた! カメラ性能も大幅強化のASUS「ROG Phone 8」 海外版を一足先にチェック!

2024年04月28日 12時00分更新

ジンバル搭載で強力な手振れ補正も可能なカメラ

 ROG Phone 8の大きな進化はカメラだ。これまでのモデルはゲーム機能に特化しており、カメラは広角+超広角+マクロの3つでやや物足りないものだった。ROG Phone 8ではカメラ構成を広角+超広角+3倍望遠という組み合わせとした。画素数はそれぞれ5000万画素、1300万画素、3200万画素だ。高画質な望遠を搭載したことでより撮影の範囲を広げることができる。

ROGPhone

3倍望遠も加えたトリプルカメラになった

 さらにメインカメラには6軸のハイブリッドジンバルスタビライザー3.0を搭載。実際にカメラモジュール部分が動く物理ジンバルであり、他社のスマートフォンでもこの機構を搭載しているモデルはほとんどない。同じASUSの「Zenfone 10」が搭載している6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー2.0をさらに強化しており、動画撮影時の手ぶれを大幅に低減できるのだ。

ROGPhone

広角カメラは物理ジンバル搭載。手振れ補正は強力だ

 それではカメラの作例をいくつか見ていこう。画角の差や夜景撮影をしてみた。

ROGPhone

超広角

ROGPhone

広角(ピクセルビニングにより1200万画素撮影)

ROGPhone

3倍望遠(ピクセルビニングにより1200万画素撮影)

ROGPhone

デジタル10倍

ROGPhone

デジタル30倍(最大倍率)

ROGPhone

広角で夜間標準撮影

ROGPhone

広角夜景モード撮影

ROGPhone

ポートレートでボケ最大

【まとめ】ゲーミングスマホを超えたハイスペックモデル

 ROG Phone 8はこれまでのゲーミングスマホの弱点だった、防水やカメラ性能を大幅に高めており、他社のフラッグシップモデルと並べても十分互角に戦えるハイエンドスマートフォンに進化した。高リフレッシュレートや冷却機能などスマートフォンを実際に使う上での性能も高く、ゲームユーザー以外でもROG Phone 8をメインスマホとして十分使うことができるだろう。日本での発売が楽しみな1台だ。

ROGPhone

ゲーミングスマホからASUSのフラッグシップスマホへ進化

  ROG Phone 8 ROG Phone 8 Pro(参考)
ディスプレー 6.78型有機EL(20.4:9)165Hz対応
画面解像度 1080×2448
サイズ 約76.8×163.8×8.9mm
重量 約225g
CPU Snapdragon 8 Gen 3 3.3GHz(8コア)
内蔵メモリー 12GB 16/24GB
内蔵ストレージ 256GB 512GB/1TB
Wi-Fi Wi-Fi 7
カメラ画素数 5000万画素+3200万画素(光学3倍)
+1300万画素(超広角)
イン:3200万画素
バッテリー容量 5500mAh(65W対応)
Qi
生体認証 ○(画面内指紋)
防水/防塵 ○/○(IP68)
USB端子 Type-C
イヤホン端子
カラバリ Rebel Grey、Phantom Black Phantom Black
 

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