8x8＝64マスで表現された広大な宇宙空間を舞台に、敵艦や敵基地を探索してすべてを破壊しよう！

古式ゆかしい宇宙船ゲームが現代に復活！『Sidereal Wanderer』がSteamで本日配信

2024年04月23日 16時40分更新

　わくわくゲームズ合同会社は4月23日、個人ゲーム制作者SPICE PRESS制作のPC（Steam）用シミュレーションゲーム『Sidereal Wanderer』（サイドリアルワンダラー）を配信開始した。価格は800円。

Sidereal Wanderer（サイドリアルワンダラー）プレイ動画

　『Sidereal Wanderer』は、1970年代に生まれた、いわゆるスター・トレックゲームと呼ばれるジャンルのシミュレーションゲーム。コンピュータゲームの創世記に生まれたジャンルであり、日本でも各社が発売した8ビットPC機で多数の作品が発表された。

　本ジャンルはコンピュータの表現力が上がるにつれて廃れたが、本ジャンルの大ファンであり、インド料理のコックを務めた異色の経歴を持つゲーム制作者、SPICE PRESSの手によりオリジナル版が生まれたとされる1971年から50年以上の年月を経て、現代風にアレンジされた本作『Sidereal Wanderer』が登場。

　『Sidereal Wanderer』は乗組員（キャラクター）の登場、上陸戦などオリジナル版にはない要素とビジュアルを盛り込んでいるが、ゲームプレイはあくまでもオリジナル版のテイストを色濃く踏襲している。8x8＝64マスで表現された広大な宇宙空間を舞台に、敵艦や敵基地を探索しすべて破壊しなければならない。

　味方基地で補給を受けることができるが、たどり着けるかはプレイヤー次第。宇宙船の移動と速度は三角関数で指定しなければならず、エネルギーの消費、機関や武装の故障など、行動にともない発生するさまざまなアクシデントにも対処する必要がある。

　『Sidereal Wanderer』は、ゲームの奥深さと同時に難易度も高い作品となるが、プレイするうえで必要なルールと操作方法が学べるマニュアルをSteam製品ページにて公開している。

　わくわくゲームズ合同会社が実施したテストプレイ会のフィードバックを基に、ある程度現代風の操作方法にカスタマイズされているが、原作ゲームの雰囲気を色濃く残す本作は、最初自機の操船方法にも手こずる可能性も。

　宇宙の迷子になるか、敵船の餌食になる前に、ぜひともマニュアルを熟読しておこう。

【ゲーム概要】

　どこかはるかな宇宙のどこかの時間……。人類が進出した4番目の宇宙域・デルタ宇宙域において、駐在宇宙軍が独立を宣言。地球連合に対し、独立戦争を挑んできた。

　これに対し、地球連合は新造の小型戦艦1隻を派遣。物資、人材の現地調達を前提とする全面解決を命じた。

　プレイヤーは同艦の船長として、宇宙域に存在するすべての敵基地と敵船を独力で破壊せねばならない。

【本作の解説】

　『Sidereal Wanderer』は、古式ゆかしい宇宙船ゲームに、乗組員や一騎打ちといった現代的な要素を盛り込んだ、2020年代の最新宇宙船シミュレーションゲーム。広大な反乱軍支配宙域に単艦で乗り込まざるをえないプレイヤーは、乗組員とともに宙域に散らばる敵艦や敵基地を探し出し、撃破していかなければならない。

　ただし、プレイヤーはまったくの孤立無援ではない。エネルギーや乗組員の体力や、補充は宙域のどこかにある補給基地で受けられるだろう。索敵を欠かさず、敵の機先を制して有利な戦いを展開しよう。